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2016年元旦▲御岳山②~武蔵御嶽神社で初詣・御嶽溪谷を散策 [▼関東近郊の山]

■武蔵御嶽神社

http://musashimitakejinja.jp/

社殿は4柱(櫛眞智尊、大己貴命、少彦名尊、廣國押武金日命)、奥の院に日本武尊が祀られていますが、その奥には更に複数の神が祀られ、眷属として日本武尊を助けたという犬の姿を象った神「大口眞神」がおわします。そのため犬をつれての登山客も多く、奥の院に入れない犬(と人間)のための遙拝所もありました。
数多い社殿のなかで注目したのは千木(ちぎ)の形。
伊勢神宮では、天照(女神)は内削ぎで、男神は外削ぎ。それは内削ぎを女性、外削ぎを男性と見なしているからとガイドブックに説明がありましたが、御嶽神社の【皇御孫命社】は「天瓊々杵命(男神)」を祀っているのに内削ぎでした。社は合祀されたり分祀されたりもするので、その辺は柔軟なのかもしれませんね。
鹿の骨を使う古代の祭祀場【太占(ふとうら)】の結界も神秘的でした。
日本最古の占い儀式だそうです(非公開)。

●宝物館は見るべき
他に、私が驚愕したのは宝物殿。
国宝の鎧や奉納刀、御輿など、お宝がザクザクです。
【赤糸威大鎧】は全国で50程度しかない大鎧でも、平安時代で部品の欠落のない物はこの一つだけ、とのことです。
【紫裾濃大鎧】は、源義経など名だたる武将が愛したものの、実存するのは唯一つだそう。
【神輿】1700年に綱吉が奉納。垂れ下がった金物は室町時代の作品。青緑ががった拵えが古さを感じる。
【三組大木盃】徳川家光が天草の乱平定の折りに奉納。直径1㍍をゆうに超える物凄く巨大な盃。
景気よく自らを鼓舞するためなのか、集まった大名に徳川の威光を更に見せつけるためなのか。その時の光景を思い描くと面白いですね。

社務所の方が「保管されている宝物の貴重なことが世に知られていない」と嘆いていらっしゃったので、宣伝しちゃいます(笑)!品川神社といい、神社には奉納された素晴らしい逸品がたくさんありますね。
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階段に3箇所くらい鬼が!
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宝物殿。所要時間30分くらい。説明ビデオを見るともう少しかかります
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残念ながら拝殿は修復中。この左手に社務所があり、そこから奥の聖地へいけます
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皇御孫命社の千木は内削ぎ
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本殿の千木は外削ぎ
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紅葉屋さんで食事。著名人も多く訪れています
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もつ煮込み定食
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名物くるみ蕎麦。漬け汁にくるみが入っています。美味!
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右端の尖塔がスカイツリー
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ケーブルカー滝本口付近の一の鳥居。往路はバスの中で真夜中だったので気付きませんでした
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JR御嶽駅まで渓谷沿いに散歩道があります
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とんびも空を舞っていました。縁起が良い!
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早朝とはうって変わって、明るい御嶽駅に戻りました

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