【全行程】
①丹沢主脈縦走(大倉~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~黍殻山~青根)
②青根~相模湖~小仏城山~八王子城址


【一日目】
大倉~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~黍殻山避難小屋

数々の登山ルートが通行止めになっているので、どうしても駆け足になってしまいました。
この日は天候もよく、半袖で丁度いいぐらい。山頂につくと風が吹き曝しなので、ソフトシェルを着ていても汗冷えがひどく、体温調整に難儀しました。
有名なバカ尾根は、階段や木道の枕木の間隔が自分のリズムと歩幅に合わず、トレポがないとつらいものがありました。塔ノ岳山頂では先に歩いていた相方の姿がなく、せっかくの景色もそこそこに小屋でトイレを済ませドリンクを補充し出発。最近の縦走はほぼポカリスエットに頼り切り。丹沢山でやっと相方に追いつきました。
塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳までは、ずっと西側に富士山を望みながらの気持ちの良い尾根歩き。
一か所、蛭ヶ岳への下りで「鬼が岩」という場所に鎖がちょいっと出てくるのみで、それ以外は本当に気軽に歩けます。人気が少なくなった時間帯を狙ってか、午後15時すぎても北方面からやってくるトレイルランナーも多かった。丹沢の尾根は、塔ノ岳からの縦走は腰ぐらいの薄や草が生えていますが、視界が遮られることがないので、低山なのに亜高山帯にいるような、不思議な感じ。

蛭の次は「蝮(マムシ)に注意」の看板あり、落ち葉を踏むことにやや緊張。暖かいので蛭の子供もいたりして…(蛭の幼虫がどこで育つのかは知らないけど)、などと嫌な予感も頭をよぎりましたが、両方出没せず。
蛭ヶ岳から姫次までは鬱蒼とした樹林帯に入り、急斜面の階段大下り。実は翌日になったら黍殻山から登り返して西丹沢へ降りようかとも考えていたのですが、そんな気力も失せ、黍殻山避難小屋で宿泊。先客が二人いて、談笑しつつ夕食をとる。

〈小屋情報〉
・無人小屋…自炊用のテーブル・イスあり。十人ほど収容可。
・トイレあり…やや汚い、紙なし
 

塔ノ岳から見る富士山



帰りの平丸バス停の目の前、急こう配の階段の先には八坂神社