〈7日目〉
①新穂高から入山→右俣谷を通り槍ヶ岳山荘
②槍ヶ岳山頂ピストン、休憩後→南岳
③南岳~大キレット~北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
④奥穂高岳→前穂高岳(ピストン)~重太郎新道~小梨平
⑤上高地で休養
⑥焼岳→焼岳小屋→割谷山→西穂山荘
⑦西穂山荘~ジャンダルム~奥穂高岳(二回目)→穂高岳山荘(二回目)
⑧穂高岳山荘~涸沢~小梨平
⑨上高地で休養

〈食事〉★購入

朝…梅リゾッタ1、味噌汁1

昼…★西穂おにぎり、行動食

夜…岩塩、唐辛子、ニンニク入りトマトパスタ、コンソメスープ、★ビール2

●日記
いよいよ西穂から本丸のジャンダルム~奥穂へ。
西穂独標への途中では美しい日の出を眺め、間の岳までは速度も順調。ここでおにぎりを胃に投入!
数々の下り登りはしっかり足場を探せば届かない場所はないです。
柱状摂理の数々、下から生えているような岩、岩、岩。一帯が、ガラガラと崩れる足場の悪い岩の積み木という感じ。草木も生えない、まさに岩と崖の殿堂。
天狗の頭の有名な逆層スラブは、足底の接地面をフラットにすれば意外と立つことができる。ただ、雨露に濡れていたらかなり危険だろうなと実感。

しか天狗のコルを経てジャンダルムまでが、私がロープを出してもらったりコース取りなどの迷いや疲れから、やたらと時間がかかってしまった。ジャンダルムの影が見えてきたときはガスが出てきてしまった。
道中、いくつかビバークをしただろう痕跡を見つける。みんな、疲れ果てたか時間が無くなったんだな…。

ジャンダルムそのものの登りは難しくはない。ジャンを巻くような奥穂へのトラバースと、ロバの耳が一番危険。馬の背の高度感は、下を見なければ大丈夫ですが、疲れているとかなりへばりつく格好になってしまう。
ちなみにジャンダルムはフランス語で「憲兵」の意味ですね。
巨神兵のようなシルエットが不気味。結局、奥穂の穂高岳山荘まで踏破するのに11時間かかってしまった!
とはいえ、縦走で体がなれたのかこの日はハンガーノックにならず、もりもり夕食を食べることができた。

ちなみに17:10に到着、10分の差で朴葉寿司は買えず…。スパゲティのニンニク、岩塩、オリーブオイルで炒めて本格パスタを作り、食しました。


ご来光を迎える

焼岳を振り返る

間ノ岳を過ぎたところ

有名な逆層スラブ

馬の背に向かう

ジャンダルム