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ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記 [山岳映画・アート]

ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記

  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2021/08/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

■当たり前は必ずしも真実じゃない

疑問に思うことが真実に近づく。そんな当たり前のことを、改めて教えてくれた子供たち。
固定概念にがちがちになった大人の頭をガツンと殴ってくれました。

ヒルの広がりを、鹿だけに求めるのも間違い。ひづめにくっつき、範囲を広げてる可能性はある。

だが鹿やイノシシの体は皮膚が堅いので、ヒルはつくことができない。

 

・ヒルは2分で腰まで登ってくる。木に登って落ちるという非効率な生存戦略をとる必要はない。

・ヒルは250グラムほどの石を持ち上げられる。

・ヒルは魚に食い破られないので、ミミズや虫より何度も利用することができエコな餌になる。

・普段は水たまりなどに生息していて、雨が降るとあふれた雨水と共に登山道や道に流れていき、範囲を広げている。

などなど色々と実証実験も踏まえた結果だけではなく、ではなぜヒルが木から落ちくるという勘違いが生まれたのか、という考察まで展開したのはさすが。
ミノムシをヒルと描写した『高野聖』の描写が原因との考察も。


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