2023年11月▲秋の巻機山、季節限定「ヌクビ沢コース」へ① [▲新潟の山]
■往路【越後湯沢 新幹線+タクシー】
①新幹線…都内‐越後湯沢(6590円)(乗車券3,740円 特別料金2,850円)
②タクシー…越後湯沢から巻機山へ10100円
★合計 6590[×]2+10100=23280円
■復路【バス+六日町 鈍行】
①バス※平日土日祝同じ
六日町駅前 ⇒ 清水入口/南越後観光バス(510円+荷物10kg100円)~温泉入り口
バス時刻)清水~JR六日町/8:55-9:30/14:21-14:55/17:16-17:45
②電車鈍行 ※六日町発水上まで終電17:25
〈1日目〉
8:10 タクシーで登山口に到着
金曜日しか晴天じゃなさそうなので、前乗りをやめて、新幹線+タクシーでいざ出発。
それでも到着は8:15。そして下山の終バスは17:16。ほぼ間に合わないだろうということで避難小屋で泊まれるよう、ビバークセットを持っていきました。ちなみに避難小屋前は、『山と高原地図』ではテント場ということになっていま。
伊藤新道にいったからというわけではないけれど、雪渓が消えた秋にしか登れないという絶好のタイミングだったので、心は巻機山一色になっていました。タクシーを使うのは不本意だったけれども、晴天の中の紅葉がすばらしかったのと、誰にも会わずに独り占めできたので、本当に来てよかった。
空は午前中は雲一つなく、無風。さらに夏日ということもあり半袖+アームカバーで十分でした。
“濡れない沢登”という名前が付いている通り、本当に濡れない。 横では滝や水がドウドウ、ジャバジャバ流れているのに、うまいこと歩けるようになっている。 あいがめの滝、行者の滝、へつり、草つきのトラバースなどなどアスレチック感満載!
しかし出合から疲れが出てきて、ビバークセットと水の重さが徐々にのしかかる…。やっとこさ谷の奥に稜線が見えてきたときも喜びの束の間、次から次へと谷の奥に山が現れる。稜線にあがるルートが奥に奥に遠ざかっていくように思えて、それが少し堪えました。
また、思ったより水量が多いのかな?という印象。鎖やロープが登山道にしみでた水に浸っていることもあり、錆もついているのでグローブは必須。数カ所の岩のぬめりに足をとられなければ、それほど危険ではありませんでした。沢を抜け、稜線に出るまでCT5時間ぐらいですが、休憩したので6時間かかりました。
稜線にあがると草紅葉が素晴らしく、空も景色も黄金色が反射しているかのよう。ずっと夕暮れの中にいるような、不思議な哀愁に包まれました。八海山含めて越後三山がくっきりと、ぜいたくな眺めでした。
そうそうに下山を諦め、本物の巻機山山頂と、牛が岳まで足を延ばします。実はその先は朝日岳までバリエーションルートとなっています。少し先に奥利根湖が見えました。
稜線上に点在する池塘は少し小さめなのかもしれませんが、かわいらしい。
避難小屋の中のトイレは閉められていました。小屋の裏手にある外トイレ一つだけ開放されていたので注意。中を拝見すると、一階はかなり狭く感じるものの二階はとても広く感じます。同じ面積だとは思えないぐらいでした。
田んぼから立ち上る朝靄
このぬめりのあるトラバースが危険でした
たちふさがる巨岩を乗り越え…
布引岩の滝つぼ
稜線が奥の方に…
御機屋と呼ばれる分岐(山頂標識はありますが本物の山頂ではない)
牛が岳
コメント 0