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登山家・平出和也と中島健郎のカールン・コー報告会@石井スポーツ新宿店 [△登山関係のイベント]

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登山家・平出和也さんと中島健郎さんのカールン・コー北西壁初登攀の報告会に参加しました。
二人が登場するやいなや、平出さん「二人合わせて?」健郎さん「いや、無いでしょ、そんなコンビ名」で笑いをとる。基本は饒舌な平出さんがのんびり健郎さんに突っ込むというスタイルで、対照的な二人の掛け合いがおもしろい2時間半でした。
ちなみに健郎さんがこの日半袖なのは、眠気対策とのこと(笑)。眠いんかい!あんた主役やん!

トークの後はじゃんけん大会!なんと二人に勝つと〈二人がラカポシの時ピオレドール受賞記念でSOTOに作って貰い配布していたカップ〉がもらえる!という夢の企画。同モデルのカップは廃盤で売っていないそうです。長期超だけど、負けました…。

質問コーナーの後は平出さんの自叙伝のサイン会。といっても本はこの日ぎりぎりで納入されたので、買えなかった人もいたし、そもそも本以外の物でもO.K.でした。健郎さんも 「僕は出版本と関係ないので(笑)、店でウロウロしているから声かけてください」と言ってくれましたが、その場ですぐに列ができたので店に戻ることもなく自然とサイン会が始まったので、実際は2人のサイン会となりました。

相方は報告会前に石井スポーツで購入した自叙伝と色紙に。私は、ヘルメットにサインをもらいました。
高畑山で後悔して、次こそは絶対!と思っていたので嬉しい~[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]
しかしあまりに気持ちも行動もバタバタしていたので、高畑山でのお礼や、その時の方たちとご縁ができたことなどを伝えられなかった…。また登山学校の機会を増やして欲しいなぁ。

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本の宣伝をしている平出さん
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じゃんけん大会
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左右にビジョンがありました


●トークの内容
以下、平出さんの本に書いてあることと、重複していそうな箇所は省きます。

〈カールンコー登攀前の出来事〉
・健郎さんがコロナになり、出発が遅れた。初めに躓くと、後で色々とトラブルが起きる気がする。現地で山の麓まで行く予定の飛行機が飛ばず、ロードで数日間かけて移動。

・現地でいつもお世話になっている日本人の方の家?(忘れました)の植え込みを刈っていたら、平出さんは上半身裸だったのに、なぜかネットで保護していたが蜂に刺された。現地の人が民間治療で大理石のかけらを載せる写真が。冷たいからという理由らしい。

・出発して30分後に、平出さんがかつて入れずに心残りだった温泉に立ち寄った。健郎さんは早くBCに行きたかった(笑)。

・コロナで延期したため、急遽別の現地ガイドが呼ばれたが彼は山には不慣れ。そのガイドはBCへの道中、生卵を買って手に持って運んでくれたが、結局平出さんのザックに収納された(笑)。 

・平出さんはカールンコーの報告の前に、三戸呂拓也さんとの冬季サミサール登山時のことを説明。このことを話さないと、カールンコーの思いを語れないと。凍傷で指を切断したときの心境を語り涙ぐむシーンもありました。でも健郎さんが「この人その後久しぶりにランニングしたら僕より速いんですよ」と。「本当に足切ったんかな?」と話して、場が和みました。きっと平出さんも彼の明るさに救われた部分があるのではないのかな。

〈カールンコーBCや登攀の出来事〉
・動画でもスライド写真説明でもどこか他人事のような健郎さんでしたが、平出さんの説明に反論する場面もあり。たとえばベースキャンプ(BC)からアタック開始のタイミング。
平出さんは健郎さんが出発を焦っていたというけども、彼はそんなこともないです、と。
二人は「ここでは言えない」ぐらいの衝突もしたそうです。命の危険を前に禍根を残さず言い合えることが、パートナーとしてやってこれる秘訣なのかも。

・健郎さんがポーターが食べられる草を教えてくれて、食べてみた(後にほうれん草のような味ですか?と聞いたら、ほうれん草の方が美味しい!草の味でしたと。草の味ってなんやねん)(笑)

・ベースキャンプでは設営後ポーターも引き払い二人きり。料理は同じ素材を味変して飽きないよう色々工夫した。

・パキスタンでは成功のお祝いに花輪をくれるが、ポーターたちが時間がなくて用意ができなかったので、その辺の草を集めて花束がわりにしてくれた。完全にドライフラワーになっていた(笑)。

・健郎さんの運命の山はまだ見つかっていないが、登りたい山はいくつかある(具体名は明かされず!) 

などなどかなり濃密な時間を過ごせました。ちなみに現地では英語、平出さんが少しパキスタン語を話せるそうです。英語が少しできればどうにかなると健郎さん。
二人は今年どこかの山にチャレンジするそうです。とうとうK2かな?楽しみ。

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登山家・志水哲也さんの動画作品上映会&番組【アドベンチャー魂】のトークショー [△登山関係のイベント]

●19時~21時 モンベル渋谷店

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登山家で冒険家の志水哲也さんの動画作品集の試写会と、同じく冒険家の田中幹也さんとTBSの番組【アドベンチャー魂】の椎葉ディレクターのトークショーに行きました。
そこに、12/6放送の番組に出演しているクライマーの山岸さんも駆けつけ。
確か田中幹也さんの後輩だから、と仰っていた気がします(逆だったらすみません)。

①前半
春夏秋冬の剣岳、登山道や登攀ルートから外れた場所からの空撮もあり、じっくり堪能できる。
志水さんは「剣というよりも地球を撮っている」と語っていました。
余計な音のない静かな映像が流れる時間は、ヒーリングタイムのよう。
頭を空っぽにしただただ美しい映像に身を任せる。なぜか涙がじわ~と滲みでてきました。
珍しい雷鳥同士の喧嘩や、交尾の写真もありました。

音楽を編集した方が紹介されました。
フリー素材でBGMを探したが、なかなか映像に合う(長さの?)音楽が見つからず、苦労したとのこと。

志水さんは「剣大滝が上れなかったから登山家をやめて、写真家に転向した。動画は次の宮之浦岳を出して終わりにし、写真に戻ろうと思う。ドローン撮影二年目までは、機体のキャッチに失敗しあばら骨を折ったりした。(動画も写真も)両方やればいいじゃないかと言われるが、自分は何かを始めるときは何かを辞めてから挑む」と仰っていました。

●後半

椎葉さん、田中さんが登場。幹也さんは志水さんの写真のコピーを20部ほど持参(笑)。
トークショー後に先着順でご自由にどうぞ、と(終了後にいただきました)。
そこで志水さんがその写真の切り抜きのことに触れて「普通は持ち歩かない」といったら山岸さんが「幹也さんに写真を持ち歩いてもらえたら、それは最高ですよ~」と。それをうけて志水さんは「(幹也が)そんなことを思ってもいないのに、よく美談としてまとめたな~」とただのネタを美談にしたと疑問視(笑)。

志水さんの話で記憶に残ったのは、「撤退する勇気という言葉が一人歩きした時期があった。そこに違和感があった。挑戦する勇気がないだけじゃないか、と思ったこともある」という内容。失敗の言い訳を、そういう言葉で誤魔化したくないという気持ちが伝わってきた。

そういえば志水さんも田中さんも写真が苦手なんですよね。志水さんはサインも撮影もしてくれましたが、「カメラを向けられると笑えないんです。でも怒っているわけではないです」と仰っていました。田中さんに限っては両方しない主義。
記録や数字にならない冒険も危険な場所もたくさんある。

記録や数字に残る挑戦は、わかりやすいし、賞賛されやすい。

そういった主流にのらず自分軸の挑戦を続けてきた人たちだから、写真やサインを求められると「承認欲求」目的で冒険していると思われたくない、という抵抗が働いてしまうのかもしれない。
幹也さんが持ってきた、志水さんの写真のコピーをみて思った。圧倒的な孤独を楽しみつつも、その孤独が耐えられない瞬間に支えにできる思い出なんだろうなと。その思い出を共有できる人がいるって、羨ましい。

〈トークショー他メモ〉
・椎葉さんの質問→「幹也さんのSNSで頻繁に登場する、さんこんさんって誰?」
幹也さん「じゃあ次の番組で呼ぼう」
・幹也さんの粉々ポテトチップスはうまい。アド魂メンバーの東野さんも含めて真似をしたら定番になった。 幹也さん「志水の登山は執念というか演歌の匂いがする」
椎葉さん「そういえば西沢渓谷で登れなかった沢を何度も挑戦してましたよね。あのとき、東野さんに大丈夫ですか?って言われて怒ってませんでした?」
志水さん「めちゃくちゃむかついてた(自分に)、ガイドしててお客さんに大丈夫?と聞くことはあっても、言われることはないから」
・妙義山の回、幹也さんの連合赤軍のくだりはカットしたくなくて、テレビ局と揉めた。

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2022年11月12日▲登山家・平出和也さんと登山ツアー@高畑山 [△登山関係のイベント]

《高畑山》
・「秀麗富嶽十二景」に選定された山
・標高981.9m

世界に名だたる平出和也さんと、なんと一緒に登山ができるという夢の企画に当選し、高畑山に登って参りました。 石井スポーツの1万円購入後に抽選権がもらえるというシステムの登山ツアーです。

集合は鳥沢駅。下車すると右手にきれいなトイレがあり、その前に荷物が置けるようなベンチがあります。
下車すると一人短パンでアスリート体形の方が!本当に平出さんだ・・・とドキドキしてお手洗い等済ませてから心を落ち着けて合流しました。(笑)

石井スポーツで働く登山ガイド資格を有する方がツアーリーダー、他参加者8人と平出さんの計10人です。
ツアーリーダーが先頭を歩き、平出さんは前後に動きながら各参加者と満遍なく交流してくれました。
登りながら雪山登山へのアドバイスをしていただいたり、平出さんの個人的なこと、シスパーレのこと、凍傷のこと、K2のこと、TJARの撮影会など色々な話をうかがう事ができました。
風景がきれいな場所に来ると、平出さんはさささっとあっという間に走って行って、「ここがきれいだから写真撮影にいいですよ」など、率先して教えてくれました。そしてその背景に溶け込む平出さんがかっこよくて、自然と平出撮影会が始まりました。
参加者のカメラ(スマホ)で2ショットを撮ったり、参加者を被写体にして撮影してくれたりと、サービス精神旺盛な方でした。カメラアングルもすばらしく、山岳カメラマンの神髄をみた気がしました。

山頂では彼を囲んで、昼食。自然と質問が飛び交います。
きれいな紅葉を拾ってお弁当に添えてくれたり、山頂標識で一人ずつ写真を撮ってくれたり、もう本当に嬉しい心遣いばかり。道をロストしそうになるとすぐ察知される視野の広さも持っていて、さすがだなと思いました。まさに贅沢な時間を過ごしました。

高畑山は初めて登りましたが、 低山ながらもそれなりの勾配もあり、訪れる方も多過ぎないので静かな山行が楽しめました。秋が深まり、登山口までの住宅街の雰囲気も、のどかで景色もすばらしかったです。

●貴重なお話を忘れたくないので箇条書きにメモします。

★山のこと
・日本の冬山もヒマラヤなど山脈も、持っていくギアは基本は同じ。手袋は羊毛のインナーに、オーバーグローブの2枚、靴下も替えは1枚。
・外国の高山で、登攀中は、ヤマセンボトルを持っていっても途中で荷物を開けたりしないため、水分補給はほぼしない(できない)。そのためヤマセンボトルは2人で1本。
・エアマットはパンクしたら無用の長物になるのでもっていかない。クローズドセル+シュラフのみ。だから結構寒い。いつもケンロー(中島建郎)が体温を求めてくっついてくるため、テント内は狭くなる(笑)。
・K2は挑戦するつもりだが、来年はまだしない。K2は既に踏破されたルートでさえ難しく、未踏ルートは生半可では登れない。数回下見で途中まで登ったが撤退した。それぐらい難しい山。ギアの性能があがり、それを駆使することで昔より挑戦はしやすくなっている。自分たちの後に若い人が後続として挑戦してくれることも願っている。
・サミサールやシスパーレなど、山頂での滞在時間は20分ぐらい。ドローンを飛ばすので、結構忙しい。
・サミサールやシスパーレなどの登山口(ベースキャンプ)となる場所に行くまで、2,3日はかかる。道の状況や町の状況、天候や季節の状況など行ってみないとわからないので、けっこう行き当たりばったりな部分もあり、渡航してから調整することが多い。
・指を凍傷で失った直後は、しばらくは体のバランスが崩れ、電車の急停止の踏ん張りがきかなかった。しかし、「ハセツネ」レースに2回参加したことがあるが、指が短くなった時の方がタイムが速かった(笑)。
※指を失うことは決して(笑)ではないですが、笑って話されていた…。自分の身に起きたことを受け入れることも、一つの大らかさであり、覚悟があったからこそ悔やんでいないのだろうと感じ入った次第。
・海外の高山でも、雪は溶かす水の作り方は同じ。
・下山時にご飯が美味しくて大量に注文して余ると全部ケンローに食べさせるから、いつも彼が太ってしまう(笑)。今度から気をつける。

★他の事
・TJARの撮影受け持ちは、薬師岳から南アルプスの赤石岳~大沢岳辺りまでが範囲。台風のため、NHKから外での撮影を止められ「百間洞山の家」で3日間籠もり、名物のとんかつばかり食べて過ごした。
・TJARでの「望月さんお帰りなさい」は、平出さんの声では?と伺うと「そう」とのこと。一人に対してずっと密着はしない。なぜなら仲間意識が生まれてしまったり、夜間の話し相手として選手がカメラマンを頼ってしまう。それでは不公平になる為。
・(私がW杯を見に行ったことを話すと)ラグビーワールドカップでは横浜のスコットランド戦を見に行った、とのこと。
・初めてのテントは八ヶ岳。
・意外とイスラム教の国々もアルコールを飲んでいる。

★Q&A
・雪山で、テントの下の雪が溶けてぼこぼこになってしまった。対策は?→テントの下にグランドシートを敷いてもあまり効果はない。エアマットを持っていればすぐに敷くなど、体温が雪に伝わらないようにするしかない。
・登頂証明などはどのように行うのか?→その山の国に写真などを提出。
・デジタルツールがない昔は?→色々な質問に答えて、その答えに矛盾などがないかなどで判断し登頂を認めるなどしていた。
・TJARに平出さんが出たら完走できそうじゃないですか?→体力的には完走できそうだが、また別のスキルが求められるのでなんともいえない。彼らもまた凄い人たちだと思います、と大人の対応。
・陸上をやっていたことが高山病にならない心肺機能の強さの秘密?→実は高山病にならないことはない。「なりそうだ」ということを一早く察知している。ケンローはテント張った後はいつもぐったりしているので、ケンローのために水を作り、食事を作り、甲斐甲斐しく世話を焼く。

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牧歌的な風景
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山の神にお祈り
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登山口です
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水が枯れていますが貯水池です

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平出さんをパパラッチしまくりです
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つづら折り、土が柔らかく崩れやすい登山道
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かつて小屋があった跡
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残念ながら富士山は見えず
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素敵な笑顔
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抜けるような青い空
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もう一つの山頂
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後ろ姿もアスリート
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素晴らしい木漏れ日で撮影会
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穴山峠
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北側は薄っすら暗い
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分岐です。朝は向かって右に行きました
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とちの巨木が一番後ろに見えます

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2022年10月▲アドベンチャーレーサー田中陽希の講演会@白馬・八方尾根うさぎ [△登山関係のイベント]

8:30 taxi電話で迎車、キャンプ場出発
8:45 ゴンドラ「アダム」でうさぎ平へ
9:00 トークショー前にサイン会並ぶも、直前で終了、講演会後に回る
10:00~12:30 田中陽希トークショー ※11:30の予定が大幅延長
12:30~12:40 サイン会が再開
13:00~14:12 白馬マウンテンビーチで「信州牛と国産豚のスモークチーズバーガー¥1,480」
14:30 taxiでJR白馬駅へ ※偶然、朝のタクシーと同じ運転手だった!
14:45―15:00 JR白馬駅の足湯
15:16ー ※特急あずさ

■田中陽希氏の講演会

翌朝は、タクシーを呼び、再び八方尾根ゴンドラ乗り場へ(片道1200円くらい)。
一時間前にウサギ平につくと、既に講演会前のサインに長い列。
しかし参加者の半分くらいで時間切れ、残りは後援会の後になりました。講演会は90分の予定が、たっぷり2時間15分。サイン会は、イラスト入りのサインで丁寧に書かれていたので、計ってみると一人一アイテムに一分ぐらいかかっていました。
テーマは登山の安全的なものだったはじですが、アドベンチャーレースの鬼軍曹とのエピソード、グレートトラバースのエピソードなど、私たち一ファンが聞きたいことが盛りだくさん。

田中正人氏に熱い檄をとばされ、殴られたのは現時点で三回だそう。
最初はアドベンチャーレースで「田中さんと僕は水と油ですね」と言った時。二回目は忘れましたが、三回目は田中陽希さんがキャプテンとしてレースを率いた直近のレース後。お前も変わらなきゃいけないってことはわかってるだろ!と檄を飛ばされたということです。
ほかに殴られたメンバーはなんと女性。レース中にとても素晴らしいピークに出たとき、田中正人が雉打ちをしたと。それに倣い、女性メンバーもお花つみをしたら「お前なにやってんだ」と何故か殴ったそうです。しかし女性は反撃。陽希さんは一度も反撃したことはないそうなので、女性は強いとのこと。

履きつぶした靴の数々の写真も参考になりました。
気に入った靴が廃盤になり製造終了になって靴難民になったエピソードは共感しました。
その後、白馬マウンテンビーチで寒風に晒されながら昼食。
雲が厚い日でしたが、青い空も垣間見えてとても素晴らしい眺望でした。
※帰りもJR白馬駅までタクシー、朝と同じ運転手でした。
白馬で行われていたスキージャンプのスタッフと乗り合わせ、一人600円で済みました。
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社員マスカットは白馬村の商品で販売していました
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地元の素材を使っていて、すごく美味しかったですよ
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暖かったらさぞかしリラックスできただろう…
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講演会の行われていた場所です
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白馬駅に併設されている休憩所。南側にあります
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隣の休憩所ではおやきが販売、荷物預り所もありました

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登山家・平出和也さんによる登山用具相談会 [△登山関係のイベント]

●石井スポーツ@さいたま新都心

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日本の、いや世界の名登山家、平出和也さんの「登山用具相談会」に申し込みました。
用具相談会といいつつ、シスパーレでの出来事やもろもろ、講演会を独り占めしているような内容をお話ししてくださり、夢のような時間でした。 熱弁の途中、その手の大きさや鋼のような無駄のない筋肉に見ほれてしまいました。 とはいえ、私個人の相談にも真摯にのってくださり、次へのステッブアップを示してくれました。

〈アドバイス〉
・夜一人で低山でもいいから歩いてみる。ヘッデンつけて一人で歩いていると五感が養われる
・ペアで山をやっていて、自分がいつも後ろを歩いているなら前を歩いてみること。二人の見る景色を均等化しないと、どちらかの登山が辛くなる
・自分の力量を知り、セオリーにとらわれない道具選びをすること
・バリエーションルートや沢登りをすると、同じ山でもまた違う側面を発見できる

特に通り一遍で言われている常識にとらわれず、「ぼくは7ミリのロープを一本で使う。普通の人はこんなことしない。でも落ちない自信がある。登るためだけだったらこれ一本でいい」 と。
自分の器を知っていれば、誰にとやかく言われようと関係ない。そんな裏打ちされた自信を感じました。

遭難は遭難だと思った瞬間に遭難になると、誰かの本で読んだ。まさに彼が知らない道を切いてこれたのは、既成概念にとらわれないからだろうなと思う。

また、無事に生きて帰ってきたけれど、シスパーレもサミサールも失敗だとさらっといってのけたその姿勢が凄いと思った。凍傷になりそうだと思ったのは、サミサールを登っているときだそう。その時点でやめればよかったのかも、と仰っていた。

普通、虚栄心にまみれた一般人なら失敗だなんて認めたくないだろう。登頂したのだから登山界では失敗じゃないんだけど、凍傷を負って余裕が無くなった時点で失敗だと認める潔さがあるからこそ、彼は今まで生き延びてきたんだろう。

知られざる山を世に知らしめた功績。 NHKの番組も映画のようで素晴らしいのだけど、『フリーソロ』や『メルー』のような、平出さん主演のドキュメンタリー映画が作られて、もっともっと一般人にも知られてほしいと思う。

〈使用アイテムなど〉
・時計はなにを使ってる?→エンデュロガーミン。ソーラー充電。
・シスパーレで携行した、やませんボトルは(中島さんと)二人で一本! これには驚き。雪は案外溶けるとのこと。
・足の水膨れなどのトラブルは起きたことはない(凍傷以外
・まだ登山の空白地帯は残されてますか? →だいぶ埋まってきたけれど、まだある、と仰っていました。
今後の活躍も楽しみです。

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