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登り納めは八ヶ岳の赤岳→元旦はピラタス蓼科でスキー3・4日目 [八ヶ岳(長野)]

【行程】
一日目・29日/美濃戸口から行者小屋へ。テント泊
二日目・30日/赤岳へピークハント→八ヶ岳山荘へ宿泊
二日目・31日/撤収→茅野駅→蓼科湖で一泊
三日目・元旦/蓼科湖→ピラタス蓼科でスキー→蓼科湖で一泊
四日目・2日/蓼科湖→観光などして帰宅

【バス情報】
●蓼科湖前→茅野駅
・運賃:1200円
発:10:50 12:10 15:20 17:00
着:11:22 12:42 15:52 17:32

●蓼科湖前⇔北八ヶ岳ロープウェイ/北八ヶ岳ロープウェイ線
・路線バス運賃:片道800円
往路)
発:9:44 10:44 13:44 15:54
着:10:19 11:11 14:19 16:21
復路)
発:10:30 11:50 15:00 16:40
着:10:50 12:10 15:20 17:00
元旦からスキーへ!北八ヶ岳ロープウェイで坪庭→北横岳に行く人もいましたが、この日は圧倒的にスキー・スノボ客が多かったですね。いずれにしても、坪庭でも八ヶ岳ブルーが見られて最高!
ホームページには年末年始は営業と書いてあったものの、坪庭の「山のカフェ2237」は営業していませんでした。展望台で温かなコーヒーを飲みながら風景を眺めようと思ったのに残念。それ以外のレストランは営業中。

午前中は⑤もみの木コースや、⑦しらかばコースで足慣らし、一本ロープウェイで樹氷コースを滑ったあと、スカイラウンジで「リプルチーズバーガー」とビールをいただいて休憩。
その後はずっと樹氷コースを楽しみました。

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●蓼科湖
帰宅する日は蓼科湖畔を散策。鏡池のように美しい空の青が映りこんで美しかった。
道の駅がなくなってしまって、復活した蓼科アイスだけ営業中。ものすごく人気でひっきりなしにお客さんがきていました。
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老舗の和菓子九郎兵餅でもお土産を買いました
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登り納めは八ヶ岳の赤岳→元旦はピラタス蓼科でスキー1・2日目 [八ヶ岳(長野)]

【バス情報】

※二日間フリーパス4000円有。駅で購入できる。

https://www.alpico.co.jp/traffic/ticket/20/

・茅野駅前案内所…ベルビア1階(9:00~12:00、13:00~17:30)

 

■茅野駅‐美濃戸/美濃戸口線

・茅野駅西口④番乗り場

・運賃1500円

往路)茅野駅→美濃戸口

発:9:25 10:20 13:45 15:00

着:10:03 10:58 14:23 15:38

 

復路)美濃戸口→茅野駅

発:10:20 11:20 14:45 16:00

着:10:58 11:58 15:23 16:38

 

■茅野駅‐蓼科湖前/北八ヶ岳ロープウェイ線

・西口②番乗場「北八ヶ岳ロープウェイ」行(約50分)

発:9:20 10:20 13:20 15:30

 

【taxi情報】

●諏訪交通株式会社 https://suwakotsu.com/tozan.html

茅野駅→蓼科山七合目、約90分、約¥13000

茅野駅→蓼科山登山口、約50分、約¥8500

茅野駅→北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅、約40分、約¥8000

茅野駅→奥蓼科・渋の湯、約40分、約¥7500

茅野駅→美濃戸口、約30分、約¥5500

茅野駅→唐沢鉱泉、約45分、約¥8000

茅野駅→麦草峠、約60分、約¥10000

茅野駅→桜平、約50分、約¥7500

 

●第一交通 茅野営業所

0266525151

●アルピコタクシー 諏訪地区集中配車センター

0266-71-1181

 

【山小屋幕営情報】

◎行者小屋

・12月31日~1月3日営業→臨時スタッフがコロナで来れず、開業できず。29日の林道には知らせが無かったが、30日下山時にローブを貼りお知らせしているのを発見。

・幕営料一人2000円

・行者小屋テント場の水場。文三郎尾根方面に10メートルほど歩き、赤岳方面と反対の右手に行くとわき水による水場あり。

・赤岳鉱泉のスタッフがテント代徴収。

・トイレ代はテント代込み(2000円)

 

◎八ヶ岳山荘

・通年営業

・仮眠室一人2000円(2室・20名&12名)/風呂500円

山荘北側(自動販売機近く)の外階段を上がり突き当たり左にドア(窓?)から入室。退室時に入り口近くのポストに料金を投函。

______________________

 

【行程】

一日目・29日/美濃戸口から行者小屋へ。テント泊

二日目・30日/赤岳へピークハント→八ヶ岳山荘へ宿泊

二日目・31日/撤収→茅野駅→蓼科湖泊

三日目・元旦/蓼科湖→ピラタス蓼科でスキー→蓼科湖泊

四日目・2日/蓼科湖→観光などして帰宅

 

【登山の持ち物】

●道具…シュラフ(アルパインダウンハガー800#1)、ストック、寝袋、サーマレスト、エアマット、アイゼン、ピッケル、チェーンスパイク、ホッカイロ6

●飲み物…ナルゲン500ml×2、900ml×2

●服…(行動中)下着長袖ジオライン厚手とタイツMW+カットソー+ソフトシェル+バラクラバニット帽子+ネックウォーマー、雨具上下、靴下、トレイルアクショングローブ(停滞中)フリース、モンベル・スペリオダウンパーカ800、オーバーグローブ(替え)靴下、テムレス、下着

 

行者小屋にテント泊、次の日赤岳ピストン登頂→下山し、年越しは蓼科湖の施設で宿泊。 
正月期間のバスは4本出るものの、通常は2本と激減してしまったので、今後美濃戸口へアクセスするには、かなり痛い。

南沢ルートは下の樹林帯がすっぽりとはいかないが、ほどほどに雪に埋まり夏よりも歩きやすい。

岩露頭箇所や、少し凍結箇所有。アイゼンでもチェンスパでも歩ける。むしろ林道でのスリップが怖いです。

 

テント場では雪が柔らかく、踏み固めるのに40分くらいかけました。夕方にかけて気温がぐんぐん下がっていくので16:00ぐらいで、寒さの限界もうギリギリでした。

しかしテント代、冬なのに高いなぁ。雪だから植生保護しなくていいから無料だと思っていたけど、夏と同じなんですね…。トイレ2回しか入らなかったから1回千円! その都度チップ代払った方が安い。


※行者小屋は29日から開業予定は無くなったそうです。臨時スタッフがコロナとのこと。 30日、林道にロープで告知されてきました。29日に登ったときはその張り紙はなかったので、連絡行き違いで来てしまった小屋泊の人はいなかったのだろうか? どうせ開けるつもりだったのなら、冬季避難小屋として開放したらどうだろうと思った

 

29日は晴れ時々曇りだったけど、30日は最高の天気。稜線の風も弱く、風速7m
文三郎尾根から上がり、急斜面を登る。鉄階段が途中で露出していてアイゼンの歯が噛むことがありましたが、階段地獄になる夏よりも、この尾根は冬の方が平らかになり歩きやすい。
中岳に向かう「文三郎尾根分岐」まで上がると、とたんに強風が吹きつける。
ここでしっかりバラクラバとゴーグルを装着する。

山頂では富士山もくっきりと見え、雪煙のあがる阿弥陀岳が美しい。

たった一泊のためにしんどい荷物しょってきたけど、来て良かったと実感。


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南沢ルートの樹林帯

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奥の阿弥陀岳がかっこいい
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樹氷から差し込む光が美しい
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富士山が見えました!
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盛況の行者小屋

●八ヶ岳山荘 初めて利用しましたが、とても居心地がいいですね。 入り口正面は食堂、左手に焙煎珈琲と自炊場所。食堂閉店後は、食堂と自炊室の中央にシャッターを下ろします。自炊室側にはビールの自販機、トイレがあり、仮眠室の人間は自由に使えます。 宿泊施設側には2階に暖炉と談話室と寝室が並びます。 食堂の「山賊焼き」はボリュームたっぷり! お隣でグラスワインを頼んだ方が、ワイン一本提供されたと言って一緒に飲みませんかと誘ってくれました。 湯のみで頂きました。ありがたや~~。 年末でご主人も気が大きくなっていたのかも?ご主人の御友人もこられていて、焼き肉していました。 下山後に緊張が一気にほどけ、楽しい夜は更けていきました。

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八ヶ岳山荘
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二階の談話室

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一階の食堂と奥に自炊室
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2022年元旦▲厳冬期の八ヶ岳・東天狗岳に登頂 [八ヶ岳(長野)]

①大晦日:唐沢鉱泉に宿泊

・茅野駅に宿の車が迎えに来てくれます。※予約制なので、宿泊予約をした際に備考欄に書きます。
・こちら大晦日に宿泊すると、お節料理がいただけます。
・地酒の振る舞い酒があり、自由にお替りができます。
・ビンゴの代わりにコロナなのでくじ引きができます。食堂の外の廊下、玄関先にくじ引きの担当者がいてくださって、そこでくじ引きします。
・しし鍋は頂きたかったのですが、食べきれない可能性があったので断念しました。

茅野駅に到着、駅そばを頂いた後、諏訪大社の木落としで有名な「木落とし坂」を見学。
意外と面積は狭く、また住宅地のすぐ側なので驚きました。

常連客の方々はバスの中で和気あいあい。
このコロナ禍においてピリピリすることもなくゆったりと寛いでいらっしゃいました。
引退した登山愛好家のかた、現役の方などやはり山好きな人が集まる雰囲気。
鉱泉は熱湯ではないものの、熱いお湯が苦手な私にはぴったり。じっくり芯から温まれます。
打たせ湯もあるので、一度ほてりを冷まして再び湯につかるのもいいでしょう。
湯舟の縁には苔があしらわれていて、
また、館内を彩る美しいドライフラワーは、特別な薬剤を使うこともなく自然乾燥で完成するそうです。
八ヶ岳の自然がそうさせるのですね。

浴場隣のビリヤード室併設の談話室は、マンガや小説がたっぷり置いてあり連れを待つ時間に飽きることがありませんでした。ビリヤード室は閉鎖されていました。
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②元旦:唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテでテント泊~東天狗岳に登頂

【装備11キロ
ヤマセンボトル500mlと900ml、寝袋#01、手袋インナー2&オーバー2、靴下替え、アイゼン、ピッケル、ワカン、ストック、サングラス、ゴーグル、銀マット、お茶ペットボトル500ml、紙&非常用トイレ、他細々した機器類
【食事&行動食(2人分)
ラーメン4、ウインナー&カットした野菜、コンソメ、赤飯4、羊羹6、柿ピー&ナッツ類ボトル、ブラックサンダー、カントリーマーム複数個、ポカリ粉2

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朝食のお節料理とお雑煮をいただき、朝風呂にも入ってくつろいでしまいました。
常連客の方々に「頑張って!」と送り出していただいて、いざ出発。
憧れの八ヶ岳ブルーを仰ぎ見ながら、うきうきと雪を踏みしめます。
黒百合に到着後、テントを張る間にどんどん体温が下がっていく。早く歩きだしたくてたまらない。
連れがテントを張る間、トイレに行ったり小屋のお土産を見たりとどうにか暖かい場所をうろちょろ。
じっと待っている方が辛いですね。

中山峠から風に煽られ、午後の稜線は強弱あるものの瞬間風速20メートルは吹いていたと思います。
太陽が出ていたから事なきを得ました。
東天狗岳まではトレースばっちり、西天狗岳までもトレースは目視できました。
寒くなければ、いつまでも眺めていたいほどの青い空に美しい稜線。
西天狗から唐沢鉱泉までの西尾根はどうなっていたかはわかりませんが、途中でお話しした人の中で、大晦日に西尾根撤退した勇者が数人いたのでトレースが残っていたかもしれません。

黒百合ヒュッテに戻ると誰かが作った雪洞が空いてました。
雪洞に入るのは初めてなのですが、外気温よりも10度近くも暖かい!二人で入ると更に5度も上がり、合計15度も暖かく!素晴らしい。
ただ、体温で床がどんどん溶けていき凸凹になるので苦労しました。薄い銀マットを敷いてその上にサーマレスト+エアマットを重ねたのですが、下の雪が溶けてぼこぼこになるので、薄い銀マットがよれたりずれたり滑ったりで難儀。テントのグランドシートを敷いて、ペグを打てばよかったです。

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中山峠から東天狗岳をのぞむ

③黒百合ヒュッテ~渋の湯に下山

日が昇るまでのんびり。ビーフシチューを食べて帰ることにしました。
その前に小屋の目の前の天狗の奥庭へ続く道を少し登って遊ぶ。
ラッセルが途中までありましたが途中で終了。私たちも時間的にそれ以上先へは進みませんでした。

ケールの演奏練習を聴きながらビーフシチューをいただきました。
ダンシングハイカーさんのフェルトカモシカもゲット。

黒百合ヒュッテの横に雪洞はなんと、小屋の方が登山客に頼まれて作った物だそうです。
なんと雪洞の中でプロポーズしたいから、との理由(成功したらしい)!
すごくロマンチックでいい話なんだけど、…自分で作ろうよ!と突っ込みを入れました。
そしてそのあとユーチューバーが拡張したとか。私たちが去った後は一体どうなったのでしょうね。

【メモ】
・勢い余って、雪と一緒にこめつがの葉を食べてしまった。爽やかな苦みです。
・スマホは、首紐つけて一日目ソフトシェルの胸ポケットに入れていたけれど電源落ちたので、二日目は懐炉と共に胸ポケットにいれました。
・渋の湯のバス停は、1キロ手前で折り返しの臨時バス停になってます。また、最終便は15:02発。
・行動中凍らなかったもの…井村屋の羊羹、ナッツ類、柿ピー。
・エナジージェルはややゼリー状になりました。
・保冷バッグにいれたペットボトルのお茶は、野営一泊の間、ザックの外に出していても常温を保っていました。保冷だけど、一定の温度を保つためか0℃以下にならなかった様子。


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2021年7月▲八ヶ岳主脈縦走②赤岳~蓼科山 [八ヶ岳(長野)]

【二日目】(横岳→硫黄岳→根石岳→高見石)
●食事
朝…麻婆なすの残りとうどん
行動食…あんパン
★高見石小屋…こけももジュース
夜…ハンガーノックで何も食べられず
この日は動物によく出会いました。麦草峠から高見石に向かう樹林帯で鹿!そのすぐ先で、足下をメボソムシクイが低空飛行で横切る。なんと土の横に拳ほどの大きさの巣穴があり、そこから飛び出してきたみたい。樹上ではなく登山道のこんな低いところに巣穴ができているなんて。二年前も通った同じ縦走路ですが、毎回新しい出会いがありますね。高見石小屋ではテントはなんと1組。この日はハンガーノックですぐ寝ました。
【三日目】(高見石→茶臼→島枯山→北横岳→双子池→蓼科山)
●食事
朝…ガパオ+ゆで卵、コンソメスープ
島枯山荘…カレーうどん
※あまり…あんぱん1、ガパオ1
蓼科までのロングトレイル、昨夜は疲れのあまり北横岳で終わりにしようか…と連れと話していましたが、朝になったらハンガーノックから復活。行けるところまで行こうという話になり、出発。まだ営業前の、白駒山荘の美味しそうな食事メニューを横目で見ながら昨日ここでご飯食べたかった…という思いも横切る。
途中、島枯山荘でカレーうどんを注文。
張り紙に「トイレはできるならロープウェーを利用してください」と書いてあったけど、感染リスクを他所に押しつけてるだけなのでは?注文したのだから、トイレぐらい気持ちよく貸して欲しい。
というか店員が具合悪くなったら休めばいいだけでは。自治体に報告しようがしまいがどこで感染したのかなんて、結局はっきりしない。
●初登頂の蓼科山へ
北横岳からやっと八ヶ岳の未踏の地へ踏み込みます。蓼科山までは幅の狭い樹林帯の大下り、亀甲池の周りは美しい。池の周りは虫が多いので長居は禁物です。
天狗の庭は小川が流れ込み、先週の雨でずぶずぶの水たまりがそこここにあり、ぬかるみに気をつけて端を通行しました。そこを抜けると、ちょっとした藪こぎに。マダ二に刺されないかおののきつつ、急いで通り抜ける。北横岳から蓼科山のとりつきまでがとても遠く感じた。
笹の平原が終わり、枯れ沢の巨石を何度か通り過ぎ、将軍平までやっとこさ着くと、小屋は休業中!補給できると思ったのに…コロナ時、平日はやっていないのかも。小屋に居着いていると噂の小鳥、ウソの姿も見えず、悄然として5分ほど休憩し、出発。

巨石をよじるように登り切り、蓼科山荘につくとまだ明るいが夕暮れが迫る。
ドリンクを購入していると、奥からピアノの旋律が聞こえる。テレビで見た若女将ではなく、初老の小屋番の方がいた。風も出てきて少し冷えていたのでポタージュを注文しようとしたが、時間のことを考えて結局やめた。しかしこの後、後悔することに。たかが10分ぐらいで体が温まるのなら、焦って下山しなくても良かった。人は焦ると判断を迷う。
蓼科山のどでかい山頂めぐりは、疲れ果てていたため、やめました。そのかわり、夕焼けを飽きもせずじっくりと眺めました。蓼科山のくだりも、ゴーロ帯で疲れます。ここの登山道は、登りたいか?と聞かれたら嫌かも知れない。男体山の拡大版という感じで、大岩の急斜面と樹林帯とが、くだりなのにえらく長く感じました。
樹林帯ではシカの光る眼がちょくちょくこちらを見やる。
女神茶屋でタクシーを呼び帰りました。日はとっぷりと暮れていました。

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横岳稜線付近から赤岳を振り返る
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硫黄岳山頂
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根石岳へ
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メルヘン街道近くの木道。麦草ヒュッテまで続く
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ちょっとした藪漕ぎの始まり
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蓼科山から北を望む

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2021年7月▲八ヶ岳主脈縦走①編笠山~赤岳 [八ヶ岳(長野)]

【登頂山頂】
編笠山・西ギボシ・東ギボシ・権現岳・旭岳・ツルネ・赤岳(八ヶ岳)

【リスト】
●道具…ストック、椅子、オニヤンマ君、蚊よけネット
●服…靴下×2、生理用下着、タイツ替え、Tシャツ替え、雨具、フリース※雨降った時に中に着られる、薄手のダウン(着なかった)
●行動食…柿の種ボトル、カントリーマーム、塩タブレット
●夜用おやつ…ポテチ

【登山口までのルート】小淵沢から観音平
JR小淵沢まで終電で移動。そこからタクシーで移動するか徒歩か検討して、すぐタクシーで移動するとあまりに早く観音平登山口までついてしまうことが発覚(深夜00時ごろ)。明け方には予約が入っているので、それを待つと逆に到着が遅すぎてしまう(AM7時ごろ)ので、数時間仮眠して徒歩で移動することに。
待合室は閉鎖されてしまうが、駅員さんが「交流スペース」なら解放しているのでいてもいいですと仰ってくれる。すると、深夜2時ごろタクシーの運転手が様子をみにきてくれて、よければ今から送ってくれると申し出てくれました!わざとゆっくり走ってくださって、丁度2時40分ごろに到着。
おにぎりでお腹を満たして、深夜3時に出発。
ナイトハイクは久しぶりだけど、テンバを早朝に出立するときとあまり変わらない状態となって嬉しい限り。

タクシーの運転手の方は昔種苗を扱っていた会社にいたそうで、種苗法や日本の農業や農家の方のお話を道すがら聞かせてくれました。
●網笠山~赤岳~行者小屋

編笠山は、360℃の展望が開けるとてもすばらしい山。
青年小屋の手前は噴火した巨岩が降り積もったように密集していました。まるで箱の中のゴミをひっくり返したよう。小屋番は女性おひとりで、大変そうでした。期限切れの飲み物を割安で購入しました。

阿弥陀岳は、突出した奇岩が天辺。過去は修験道の道で、ここは体内くぐりと呼ばれていました。
岩に挟まれるように、鎖でつながれた手持ち用の標識を掲げ写真を撮る。
名物の長い梯子は最初の一歩に尻込み。
キレット小屋では、暑さとしゃりばてとアブ攻撃に精神が疲れる。ここで休憩するが、冷たい飲み物が補給できないのは辛い。満を持して使った「オニヤンマ君」はそれなりに効果ある!しかしオニヤンマをつけていない下半身に攻撃が集中するので、そこを重点にハッカスプレー。

しかし既にトンボが飛び交っていたので、アブそのものは多くはなかった。そのかわり、花アブちゃんが塩分補給で汗をかいた体に群がります(笑)。
最後の赤岳までの登りは、真教寺尾根と遜色ないぐらいの急登、赤茶けた岩稜帯を浮き石に注意しながら進む。

四度目の赤岳、毎回こんな形のピークだったかな?と思う。前回は夕焼け、今回はピーカン。とても素敵な山だけど、文郎尾根まではもう二度と下りたくない…。ばてた足に、ざれた下りが辛い。八ヶ岳最南端からアクセスすると、行者小屋までテント張りに行くのが本当に面倒。硫黄岳山荘辺りで張れたら、楽だなぁ。

しかし大盛況の行者小屋、テント代、何倍値上がりした?
夕方についたらもうみっちり隙間無くテントがひしめく。うろちょろしてたら、空いている場所を親切な人が教えてくれました。来る度に違う場所に張っております。

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青年小屋が見えます

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阿弥陀岳
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阿弥陀岳から赤岳への稜線上にある長い梯子
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2018年10月▲南八ヶ岳から北へテント泊縦走④高見石~北横岳 [八ヶ岳(長野)]

【行程

5:50 高見石でご来光

8:00 出発

9:00 白駒池でスイーツ

10:00 麦草ヒュッテ通過

11:00 茶臼岳山頂

11:57 縞枯山山頂

12:50 坪庭

13:50 北横岳山頂

14:44 北横岳ロープウェイ

 

ご来光を眺めに、高見岩の巨岩をよじ登り、意識を空に向けると自分が鳥になったような気分になる。

右手に白駒の池がきらきらと輝き、別世界にいるよう。

ここに泊まってよかったと思いました。

一時間苔の森をくだって、ホテルのように美しい白駒荘で、湖を眺めながらスイーツを。オリジナル杏ソースのかかったチーズケーキ。同行者はソフトクリーム。

麦草ヒュッテを通り過ぎ、国道を渡って茶臼岳への登山道へ。

こちらはあまり人気がないのか、ほぼ人に会わず。

変哲のない山ですが、茶臼岳はけっこうな直登で地味に足にくる!

茶臼岳と縞枯岳の山頂は木立に隠れて、展望がありません。

縞枯現象の森は、白い針が空から落ちてきて刺さったような、不思議な空間。どことなく寂寥感が漂います。

 

そこを抜けると、沼地のような楽しい木道歩き。北横岳のロープウェーのある坪庭まで平坦な道が続き、ゆっくり景色を眺めながらトレッキングできました。この日はこの時点で曇ってしまい、急いで北横岳に着くと濃霧に。蓼科山へ行くのは諦め坪庭を散策して、ロープウェーのカフェで遅めの昼食をとりました。ナメコ汁が冷えた体に染みる~。

蓼科まで縦走するのが目的でしたが、要所要所でのんびりしすぎてしまいました。

次は双子池に立ち寄ったり、青年小屋の方から赤岳へもアプローチしてみたい。八ヶ岳は幅広い。

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高見岩から見る日の出
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白駒の池

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島枯れ現象の森
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美しい坪庭

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帰りに甲府でほうとうを食べました


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2018年10月▲南八ヶ岳から北へテント泊縦走③本沢温泉~天狗岳~高見石小屋 [八ヶ岳(長野)]

【行程】 

9:00 露天風呂 

10:00 ヒュッテ夏沢(分岐) 

11:00 根石岳

12:00 天狗岳

15:00 中山展望台

16:00 高見石小屋

汗もかいてないのに本末転倒ですが、勿体ないので日本一標高の高い露天風呂へ!

結構上の登山道から丸見えです。水着もないので足湯として漬からせてもらいました。

ここの硫化水素の臭いはとってもきついので、着替えをもっていかないとテントの中がずっと匂ってしまいます。靴下に染み着いちゃって、テントの中が匂っちゃいました。でも、最高の景色の中で入るお湯は、格別ですね。

根石岳までは緩やかで木立がすっくとそそり立つ爽やかな登山道。
右手には緑と赤の入り乱れる秋の森が、絨毯のように広がっていました。

根石岳手前にくると、がらりと山容が変わって大海原のように茫洋とした稜線が横たわります。ここは風の通り道でとても風が強い。天狗岳では見事に晴れ、ここで昼食のラーメン。稜線が気持ちよく見え、一時間ほどのんびりしました。

中山峠から高見石小屋までは、またしても山容が変わって岩稜帯に。ちょうど中山展望台で、オコジョが二匹顔を出しました。一瞬のことで写真を構える暇もありませんでしたが、めちゃくちゃ可愛かった。大きな石をアスレチックのように飛び越えていくと、次第に苔の森に入ります。岩の上にも苔が生えているので、トレッキングポールは使わない方がいいかも。滑った跡が、岩や石の上にたくさん残っていました。
青苔荘のテント場まで行こうと思いましたが、高見石小屋で泊まることに。
高見石小屋はあまりテント数が張れませんが、翌日の日の出を楽しみにここで張ることにしました。

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登山道から見える露天風呂
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本沢温泉のテント場
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2018年10月▲南八ヶ岳から北へテント泊縦走②行者小屋~横岳~硫黄岳~本沢温泉 [八ヶ岳(長野)]

 【行程】

10:00 行者小屋発

12:30 横岳

14:10 硫黄岳

17:13 本沢温泉・テント場着

19:40 温泉利用

20:20 テントへ

 

【食事
朝:パスタ&トマトソース

昼:カップヌードル(リフィール)

夜:白米+麻婆なす丼、マルコメ料亭の味即席生みそ汁わかめ

行動食:魚肉ソーセージ、カロリーメート

 

人生三度目の地蔵尾根。三回も通れば短く感じます。前回はソールが剥がれて断念した、横岳をめざします。

ところどころ梯子や鎖場がありますが、気をつければ大したことはない場所です。

天気もよく眺めは最高。

横岳から硫黄岳に近づく穏やかな斜面には、駒草の群生。10月でしたが、ほんの少しだけ咲いてました。

これまた3度目の硫黄岳。広大で荒涼とした山頂は、いつきても落ち着きます。今回は東側の本沢温泉にくだります。本沢温泉の山小屋から、テント場までけっこう距離を感じます(6分ぐらい?)。着いてしまえばこんなもんかと思いますが、知らないとなかなか着かないと感じ、テンバを見落としたかと若干不安になりました。


森が深いので、まさに月明かりも届きません。小屋で入浴するため、19時から20時の時間帯を往復しましたが、結構な暗闇の中をびびりつつ行き来しました。絶対一人じゃ無理かも。

そんな状態なので、露天風呂はあきらめました。ちなみに小屋のお風呂は利用時間が遅かったためか私一人でした。湯船を保温する木の蓋が重くて、手前の二つしか動かすことができず、板と板の隙間から入りました(笑)
お風呂に入っていたら消灯時間になってしまい、暗闇の中手探りで上がり、ヘッデンをつけて服を着替えました。
 

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赤岳を振り返る
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硫黄岳の火口をのぞむ

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2018年10月▲南八ヶ岳から北へテント泊縦走①真教寺尾根~赤岳~行者小屋 [八ヶ岳(長野)]

【行程
 9:40 清里駅着
11:30 清里スキー場リフト上(牛首岳~真教寺尾根)
17:20 赤岳山頂
19:00 行者小屋テント場

【食事
夜:日清カレーメシ
行動食:おさかなソーセージ、カロリーメート

清里駅からタクシーで相乗りし、清里スキー場の麓の登山口まで行きます。スキー場のリフト場には、シーズンオフでも眺めを楽しみに利用している人もけっこういました。リフトを横目に登山道を登る。上から見たら、まさか登山道が並列していると思わずに、ギョッとする人もいそう。牛首山までは変哲のない登山道が続きます。
そこからはえげつない鎖場が続きます。数は多くないものの、一つ一つの岸壁が長い感触。個人的には北アルプスの喜作新道(東鎌尾根)より、怖い思いをしました。縦走用の荷物が重かったのも、疲れの原因ですね。
へろへろになって赤岳に着いたら、ちょうど夕焼けでした。
テントを張りに行者小屋まで下るのが本当に億劫でしたが、しょうがない。文三郎尾根を下る途中に日が落ちて暗くなりました。そのため、急斜面の人工階段の縁が露出したところに足をひっかけて何度か転びそうになりました。上に盛った土がすり減って、金属板やねじが飛び出ていたんですよね。マムートが資金提供したからか、ロゴが刻印されてました。降りている間中、ひどく疲れていましたが、オコジョの鳴き声がそこかしこに賑やかだったのと、月や星が出て、うっすら全体が明るいのが助かりました。テンバは小屋の脇にちょうどいい平たい空間があり、張りやすくてラッキー。テントを張りながら見上げると満天の星空。ご褒美ですね。

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2018年8月▲夏の八ヶ岳はアブ地獄 [八ヶ岳(長野)]

■一日目

【行程】
10:30 美濃戸口
11:30 美濃戸山荘
14:20 行者小屋
【行者小屋】
・厠…小屋の中のトイレは程々清潔です。ただ、バケツがすぐにいっぱいになってしまうようで、紙が溢れてました。
・水…水は豊富でジャバジャバ出ます。蛇口と洗面台の設備が外にあり。もちろん食べ残し・とぎ汁の垂れ流しはNG。
十年ぶりほどの八ヶ岳。以前と同じように美濃戸口から美濃戸分岐で南コースへ。
美濃戸口から南沢を経て行者小屋まで、今回は忘れがたし地獄のロード。
なぜかというと猛暑に加え大量のアブ、アブ、アブ!噂には聞いていたが、今年は特に酷いらしい。
美濃戸山荘まで車も行き交う林道、アブは熱と二酸化炭素を感知してくるので、ボンネットや排気付近にたむろしているアブが目的を変えて私たちを襲ってくる。
あまりにひどいので蚊帳ネットを頭からかぶるが、そのネットも黒いので顔に寄ってくる。もちろん網が防御になるが、 何度もアブと目が合って気持ちが悪い(笑)
美濃戸の分岐を越え、ようやっと苔むした森に入るとアブは減少しほっと一息。しかし猛暑のなかタオルを振り回しつつ歩いてきたので、 林道を越えるまで2時間半もかかってしまった。こんなに長かったっけ…?雲取山の苦行を思い出しました。
水を2リットル半背負ってきたのに、途中沢の水を汲んで浄水して飲まなければならないほど、減っていた。
行者小屋についたときは14:30、もういい時間になってしまいどこもアタックできないので(田中陽希さんだったら行けるだろうけど)、 テントを張ってこの日はストップ。
ついでに高山病の症状が出て頭痛。
涼しくなったら復活して、「八ヶ岳高原アイス」を食べながら目の前に広がる山容を眺めつつ、のんびり。そうこうするうちに雷の音が!雨が降り始めたので、 そうそうにテントに退散。阿弥陀に登らなくてよかった~と言いながら小屋に戻ってくる人がいました。
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■二日目
【行程】
07:00 行者小屋出発
08:21 赤岳展望荘
09:15 赤岳頂上小屋
10:50 中岳
12:00 阿弥陀岳(途中断念)
14:00 行者小屋
行者小屋から八ヶ岳の主稜線(地蔵の頭)までは、標高差約350mの急登。10年前は悪天候のため、地蔵尾根のはしごの取り付きでやめたのでした。それを機に、登山からすっかり足が遠のいて…。
針葉樹林帯の細いザレた道は、ひっそりした雰囲気があって好み。昔は無かった気がするが、金網で盛り土をした階段、これは靴底に引っかかるので好みではない。ただ、雨で斜面がなれたときに滑りにくいので、 歩きややすいと言えば歩きやすいのかな。
ダケカンバの林を抜けた辺りで森林限界を超えて、景色がよくなります。この辺りから斜めに切られた細い道や、鉄階段や、急こう配に設置された鎖場が現れ、高度感はそれほどないですが、 迂闊に振り返ったり空を見上げたりすると滑りそうなので慎重に歩きます。
尾根に出るとすぐにお地蔵様がお出迎え。 この辺りから大きく展望が開け爽快! しかし尾根は太陽が当たるため、再び活発に飛び回る虻に追われます。これさえ無ければなぁ…。
見事な景観を眺めながら岩尾根や岩溝を歩きます。へばりつくように咲くイワギキョウやコマクサが、丁度小さなコブを登り切ったところで目の前に現れ、 疲れを癒やしてくれます。
赤岳展望荘から赤岳へ、ジグザグにザレた山道を登る。ここから急に突風が吹くこともあり、広い尾根道ですが体が崖側に吸い寄せられる感覚に陥ることがありました。不思議なのですが、何故かこういう一方に開けたゲレンデのような道に恐怖感を持つことがあり、地蔵尾根ルートの鎖場よりもドキドキしました。
頂上はすこぶる晴天!それもつかのま、眼下に雲がもくもくと立ちこめ、 あっという間に富士山が半分隠れてしまいました。
虻に囲まれながら珈琲休憩をし、山頂を後にしました。 しかし社が二つあり、向かって右は古い社でしたが、左はやたら金ピカな社。気になって下山後調べたら、右の方が由緒ある「赤嶽神社」でした。開山祭もこちらで行われます。

●怪しい山頂の社
しかし左の社、謎の存在です。「弥栄神社(いやさか、やえい)」というのは聞いたことがあっても、万世太平弥栄神社というのは聞いたことがないですね。小海町の松原湖周辺にも社があるようです。しかしここの祭神「実国固遠都御祖大神」も聞いたことがないです。何かにつけ●●神社を作ってしまう日本人。これも後世に作られた新しい神なのでは。
●中岳~阿弥陀岳へ
中岳までは再び急な下り、ぐらつく鎖場もあります。文三郎尾根との分岐を示す標識は、立派な割にさわるとぐらつくので、体重をかけない方がいい。
阿弥陀へ向かう中岳の開けた鞍部でほっと一息。直射日光が射さなければ、ここで昼食にしてもいいと思うくらい広い。阿弥陀は聞きしに勝る傾斜、もうちょっとで頂上というときに、私にはどうしても上れない場所があり、 暑さでへばってしまい、断念。
砂地でボロボロ落ちて足がかりがなく、私の身長がもう少し高ければ、片足を無理矢理上部の岩にかけて、腕だけで体を引き上げられる可能性はありましたが…。
そのまま行者小屋へ戻り、この日の行程は終了。
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地蔵尾根から赤岳へ向かう
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マムート階段

■三日目
【行程】
09:00 行者小屋出発
09:27 中山展望台
09:50 赤岳鉱泉を通過
11:30~11:56 硫黄岳登頂、休憩
13:00 赤岳鉱泉を通過
14:25 美濃戸山荘15:11 美濃戸登山口
・朝食…スパゲティミートソース
本当は横岳へ向かう予定でしたが、足のトラブルがあり今日下山することに。虻に刺されテント撤収も捗らず、支度が遅くなってしまいました。もう今日のバスに間に合わせるには、どの山頂も登攀できないかなぁ…と思っていましたが、硫黄岳ピストンならできそう、と予定変更。
硫黄岳コースは「普通の」登山ルート。たとえるなら、道幅の狭い「筑波山」並み。
ジョウゴ沢を渡りダケカンバの樹林帯は、人一人すれ違える程度の道幅が続きます。「赤岩の頭」までくると視界が一気に開け、背後に赤岳が全容をあらわし、疲れた体も心も一気に晴れ晴れ。ザレた登山道の赤と白の対比が眩しい。ここが火山なのだと思い起こさせる。赤岳からの眺望とは全く違う風景に驚きます。
山頂直下に巨岩があり、庇のようになっているので頭上に注意。少し巻くように岩石群を登るとそこは広々とした山頂。爆裂火口は圧巻、噴火した様子が生々しく伝わる。
しかし、立ち入り禁止のロープギリギリでも、直下の火口はのぞき見ることは出来ない。悄然としていたら他の登山客が「手を伸ばせば何とか写真に収まる」と教えてくれたので、何となくあたりをつけると火口の片鱗を映すことができました。
ちなみに山行中、熱中症で倒れた方がいたようです。山頂では風が時折吹き清涼感を与えてくれましたが、照りつく日差しが勝り汗はひっこみませんでした。本当に、今年の夏は酷暑ですね。
それにしても、硫黄岳から赤岳までの稜線歩きはやむなく断念しましたが、硫黄岳のピストンだけでもやる価値はありました。
下りは北沢コース。こちらの方が沢沿いで清涼感たっぷり。苔むした南沢ルートもいいですが、水の音を聞きながらもいいですね。とにかく暑いことが苦行でしたが、そのつらさも快晴の稜線の魅力の前では吹き飛びます。ちなみに虻よけのハッカ水は、この山行でほぼ無くなりました(笑)。

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中山展望台
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爆裂火口
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広い山頂
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帰りは甲府の「小作」。夏の冷たいほうとう「おざら」

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