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2021年7月▲白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)縦走2・3日目 [南アルプス]

【二日目】(北岳→大門沢)
〈食事〉
朝食…ごつもりラーメン、味噌のカップラーメン
昼食…牛丼
夜食…どん兵衛うどんのリフィル、ガパオライス
朝、霧が晴れうっすら富士山も見えるご来光を拝むことができた。
間ノ岳では眺望よく、すっきりと360℃見渡せ爽快。雲海と遠くに富士山、ここで農鳥に向かう登山者はほぼいない。目指す農鳥まで足場の悪いガレ場を行く。時折雲がかかる小屋を眼下に眺めながら、青空とのコントラストを楽しむ。農鳥親父がみているだろうか?と気になり、いつもより背筋を伸ばしてしっかりと歩いた。
名物の開放的かつスリリングなトイレを拝借したあと、これまた名物の農鳥親父様にご挨拶。手ぬぐいとポカリを購入。「家に着くまでが登山だぞ」「他の小屋は天気の心配はしてくれねえぞ、しっかり歩けよ」などなど、愛のある叱咤激励を受け、先へ。
分岐ではガスがかかり嫌な予感。大門沢までの大下り、樹林帯に入ると日当たりの悪さでぬかるみも多く滑り、蒸し暑い。雨に降られず無事大門沢へ。
〈大門沢小屋情報〉
売店…フルーツゼリー、ビール、スナックなど豊富。昼食は牛丼、カレー、ラーメン。
シャワー…コロナ対策で休止(という理由が謎。洗い流すのに)
トイレ…下にすべて垂れ流す様式。テイッシュ入れぐらいは作ったほうがいいのでは。非番なのか、小屋番の人が下山していきました
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富士山のシルエットがくっきり
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農取小屋を振り返る
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大門沢への分岐

【三日目】(大門沢~奈良田)
〈食事〉
朝食…どん兵衛リフィルのうどん、ごつ盛りラーメン
昼食…こんぽうずでイワナ定食、オンミツ堂でかき氷
夜食…甲府で途中下車、ほうとう小作へ

夜が明けて沢沿いに奈良田へ。
小川が登山道に流れ込み、足元の悪い箇所もある。これが南アルプスの天然水かと、轟く沢の音を聞きながら木漏れ日を歩く。なんと沢の近くの岩陰で蛍の姿を見つける。カブトムシやオオシオカラトンボ、ニホントカゲの幼生、たくさんの生き物たちに出会う。登山口近くでは、去年の台風で崩壊した法面の工事が行われていた。本格化すると現在の登山道は別に拵えてくれるという。
登山口から工事の大型トラックが行き交い、通行客がいると辻辻で係員が無線連絡をし、安全を確保してくれる。
奈良田に着くとエメラルドブルーの川が目にまぶしい。すっきりとした空と、静かな村。
「奈良田の里 女帝の湯」で汗を流し、そのなかの食事処の「こんぽうず」でいわな定食を食べながら始まった五輪の柔道の結果を聞く。その後、ダイレクト尾根に通じる吊り橋「塩見橋」まで散歩しました。その後、期間限定のかき氷やさんONMITSUDO おんみつ堂で舌鼓。最高の夏休み前哨戦でした。

帰りは甲府に立ち寄って「ほうとう小作」でほうとうを食べました。…が、ここはなぜか左右の他の卓にアクリル板ではなく、対面にアクリル板が置いてあり会話しづらかったので、もう利用することはないと思う。
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2021年7月▲白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)縦走① [南アルプス]

【行程】
1日目…広河原~北岳山荘
2日目…北岳山荘~間ノ岳~農取岳~大門沢小屋
3日目…大門沢~奈良田

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【一日目(広河原→北岳山荘)

〈食事〉
朝食…おにぎり、ラップサンド
夜食…麻婆茄子、赤飯、八丁味噌の味噌玉
柿ピー、ビール(購入)

〈ウェア〉
・行動中…半袖、アームカバー、短パン、タイツ、防風にレインウェア
・寝具…ダウンハガー800ハーフレングス、フリース、エバニューマット、エアマット
〈北岳山荘情報〉
売店…スナックなど。自販にビールあり。
トイレ…まあきれい。一日に何回使用されたか自動的に数える機械が取り付けられている

念願の北岳。バス降車後、コンビニラップサンドとおにぎりで腹ごしらえ。その間に下山バス待ちの登山客でフィリピン人2人の方に話しかけられました。五輪のことや彼女らの仕事のことなど楽しくお話し、北俣ルートはお勧めされませんでした(笑)。

南俣ルートは深い森に包まれてひんやりと涼しく、川のせせらぎが心地よい。雪渓までは花々の宝庫、歩いていて飽きない。シモツケソウ、ウサギギク、タカネナデシコ、ミヤママンネングサ、ゴゼンタチバナ、ミヤマオダマキ、シナノキンバイ等々。稜線近くのお花畑で高山植物保護の活動をしている方たちとすれ違う。
稜線では岩弁慶、タカネツメクサ、チングルマをよく見かける。チングルマの花付きは久しぶり!
肩の小屋まで歩きやすい。昼食を食べるか迷うが、連れが体が冷えるというので、行動食の羊羹を食べて先を行く。

頂上はあいにくのガス、晴れるのを待たず先へ。しばし岩とガレ場が続くも危険個所はない。トレイルランナーも数多くいました。本当にテント制限してるのかと疑うほど、北岳山荘のテント場はあらかた埋まっていた。
私は制限に反対なので別にいいと思う。結局来た者は受け入れるざるを得ないのだから、そもそもテントに関しては予約自体不要だと思う。深夜はガスで星見えず、残念。

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2021年7月▲八ヶ岳主脈縦走②赤岳~蓼科山 [八ヶ岳(長野)]

【二日目】(横岳→硫黄岳→根石岳→高見石)
●食事
朝…麻婆なすの残りとうどん
行動食…あんパン
★高見石小屋…こけももジュース
夜…ハンガーノックで何も食べられず
この日は動物によく出会いました。麦草峠から高見石に向かう樹林帯で鹿!そのすぐ先で、足下をメボソムシクイが低空飛行で横切る。なんと土の横に拳ほどの大きさの巣穴があり、そこから飛び出してきたみたい。樹上ではなく登山道のこんな低いところに巣穴ができているなんて。二年前も通った同じ縦走路ですが、毎回新しい出会いがありますね。高見石小屋ではテントはなんと1組。この日はハンガーノックですぐ寝ました。
【三日目】(高見石→茶臼→島枯山→北横岳→双子池→蓼科山)
●食事
朝…ガパオ+ゆで卵、コンソメスープ
島枯山荘…カレーうどん
※あまり…あんぱん1、ガパオ1
蓼科までのロングトレイル、昨夜は疲れのあまり北横岳で終わりにしようか…と連れと話していましたが、朝になったらハンガーノックから復活。行けるところまで行こうという話になり、出発。まだ営業前の、白駒山荘の美味しそうな食事メニューを横目で見ながら昨日ここでご飯食べたかった…という思いも横切る。
途中、島枯山荘でカレーうどんを注文。
張り紙に「トイレはできるならロープウェーを利用してください」と書いてあったけど、感染リスクを他所に押しつけてるだけなのでは?注文したのだから、トイレぐらい気持ちよく貸して欲しい。
というか店員が具合悪くなったら休めばいいだけでは。自治体に報告しようがしまいがどこで感染したのかなんて、結局はっきりしない。
●初登頂の蓼科山へ
北横岳からやっと八ヶ岳の未踏の地へ踏み込みます。蓼科山までは幅の狭い樹林帯の大下り、亀甲池の周りは美しい。池の周りは虫が多いので長居は禁物です。
天狗の庭は小川が流れ込み、先週の雨でずぶずぶの水たまりがそこここにあり、ぬかるみに気をつけて端を通行しました。そこを抜けると、ちょっとした藪こぎに。マダ二に刺されないかおののきつつ、急いで通り抜ける。北横岳から蓼科山のとりつきまでがとても遠く感じた。
笹の平原が終わり、枯れ沢の巨石を何度か通り過ぎ、将軍平までやっとこさ着くと、小屋は休業中!補給できると思ったのに…コロナ時、平日はやっていないのかも。小屋に居着いていると噂の小鳥、ウソの姿も見えず、悄然として5分ほど休憩し、出発。

巨石をよじるように登り切り、蓼科山荘につくとまだ明るいが夕暮れが迫る。
ドリンクを購入していると、奥からピアノの旋律が聞こえる。テレビで見た若女将ではなく、初老の小屋番の方がいた。風も出てきて少し冷えていたのでポタージュを注文しようとしたが、時間のことを考えて結局やめた。しかしこの後、後悔することに。たかが10分ぐらいで体が温まるのなら、焦って下山しなくても良かった。人は焦ると判断を迷う。
蓼科山のどでかい山頂めぐりは、疲れ果てていたため、やめました。そのかわり、夕焼けを飽きもせずじっくりと眺めました。蓼科山のくだりも、ゴーロ帯で疲れます。ここの登山道は、登りたいか?と聞かれたら嫌かも知れない。男体山の拡大版という感じで、大岩の急斜面と樹林帯とが、くだりなのにえらく長く感じました。
樹林帯ではシカの光る眼がちょくちょくこちらを見やる。
女神茶屋でタクシーを呼び帰りました。日はとっぷりと暮れていました。

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横岳稜線付近から赤岳を振り返る
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硫黄岳山頂
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根石岳へ
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メルヘン街道近くの木道。麦草ヒュッテまで続く
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ちょっとした藪漕ぎの始まり
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蓼科山から北を望む

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2021年7月▲八ヶ岳主脈縦走①編笠山~赤岳 [八ヶ岳(長野)]

【登頂山頂】
編笠山・西ギボシ・東ギボシ・権現岳・旭岳・ツルネ・赤岳(八ヶ岳)

【リスト】
●道具…ストック、椅子、オニヤンマ君、蚊よけネット
●服…靴下×2、生理用下着、タイツ替え、Tシャツ替え、雨具、フリース※雨降った時に中に着られる、薄手のダウン(着なかった)
●行動食…柿の種ボトル、カントリーマーム、塩タブレット
●夜用おやつ…ポテチ

【登山口までのルート】小淵沢から観音平
JR小淵沢まで終電で移動。そこからタクシーで移動するか徒歩か検討して、すぐタクシーで移動するとあまりに早く観音平登山口までついてしまうことが発覚(深夜00時ごろ)。明け方には予約が入っているので、それを待つと逆に到着が遅すぎてしまう(AM7時ごろ)ので、数時間仮眠して徒歩で移動することに。
待合室は閉鎖されてしまうが、駅員さんが「交流スペース」なら解放しているのでいてもいいですと仰ってくれる。すると、深夜2時ごろタクシーの運転手が様子をみにきてくれて、よければ今から送ってくれると申し出てくれました!わざとゆっくり走ってくださって、丁度2時40分ごろに到着。
おにぎりでお腹を満たして、深夜3時に出発。
ナイトハイクは久しぶりだけど、テンバを早朝に出立するときとあまり変わらない状態となって嬉しい限り。

タクシーの運転手の方は昔種苗を扱っていた会社にいたそうで、種苗法や日本の農業や農家の方のお話を道すがら聞かせてくれました。
●網笠山~赤岳~行者小屋

編笠山は、360℃の展望が開けるとてもすばらしい山。
青年小屋の手前は噴火した巨岩が降り積もったように密集していました。まるで箱の中のゴミをひっくり返したよう。小屋番は女性おひとりで、大変そうでした。期限切れの飲み物を割安で購入しました。

阿弥陀岳は、突出した奇岩が天辺。過去は修験道の道で、ここは体内くぐりと呼ばれていました。
岩に挟まれるように、鎖でつながれた手持ち用の標識を掲げ写真を撮る。
名物の長い梯子は最初の一歩に尻込み。
キレット小屋では、暑さとしゃりばてとアブ攻撃に精神が疲れる。ここで休憩するが、冷たい飲み物が補給できないのは辛い。満を持して使った「オニヤンマ君」はそれなりに効果ある!しかしオニヤンマをつけていない下半身に攻撃が集中するので、そこを重点にハッカスプレー。

しかし既にトンボが飛び交っていたので、アブそのものは多くはなかった。そのかわり、花アブちゃんが塩分補給で汗をかいた体に群がります(笑)。
最後の赤岳までの登りは、真教寺尾根と遜色ないぐらいの急登、赤茶けた岩稜帯を浮き石に注意しながら進む。

四度目の赤岳、毎回こんな形のピークだったかな?と思う。前回は夕焼け、今回はピーカン。とても素敵な山だけど、文郎尾根まではもう二度と下りたくない…。ばてた足に、ざれた下りが辛い。八ヶ岳最南端からアクセスすると、行者小屋までテント張りに行くのが本当に面倒。硫黄岳山荘辺りで張れたら、楽だなぁ。

しかし大盛況の行者小屋、テント代、何倍値上がりした?
夕方についたらもうみっちり隙間無くテントがひしめく。うろちょろしてたら、空いている場所を親切な人が教えてくれました。来る度に違う場所に張っております。

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青年小屋が見えます

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阿弥陀岳
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阿弥陀岳から赤岳への稜線上にある長い梯子
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