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2021年7月▲八ヶ岳主脈縦走②赤岳~蓼科山 [八ヶ岳(長野)]

【二日目】(横岳→硫黄岳→根石岳→高見石)
●食事
朝…麻婆なすの残りとうどん
行動食…あんパン
★高見石小屋…こけももジュース
夜…ハンガーノックで何も食べられず
この日は動物によく出会いました。麦草峠から高見石に向かう樹林帯で鹿!そのすぐ先で、足下をメボソムシクイが低空飛行で横切る。なんと土の横に拳ほどの大きさの巣穴があり、そこから飛び出してきたみたい。樹上ではなく登山道のこんな低いところに巣穴ができているなんて。二年前も通った同じ縦走路ですが、毎回新しい出会いがありますね。高見石小屋ではテントはなんと1組。この日はハンガーノックですぐ寝ました。
【三日目】(高見石→茶臼→島枯山→北横岳→双子池→蓼科山)
●食事
朝…ガパオ+ゆで卵、コンソメスープ
島枯山荘…カレーうどん
※あまり…あんぱん1、ガパオ1
蓼科までのロングトレイル、昨夜は疲れのあまり北横岳で終わりにしようか…と連れと話していましたが、朝になったらハンガーノックから復活。行けるところまで行こうという話になり、出発。まだ営業前の、白駒山荘の美味しそうな食事メニューを横目で見ながら昨日ここでご飯食べたかった…という思いも横切る。
途中、島枯山荘でカレーうどんを注文。
張り紙に「トイレはできるならロープウェーを利用してください」と書いてあったけど、感染リスクを他所に押しつけてるだけなのでは?注文したのだから、トイレぐらい気持ちよく貸して欲しい。
というか店員が具合悪くなったら休めばいいだけでは。自治体に報告しようがしまいがどこで感染したのかなんて、結局はっきりしない。
●初登頂の蓼科山へ
北横岳からやっと八ヶ岳の未踏の地へ踏み込みます。蓼科山までは幅の狭い樹林帯の大下り、亀甲池の周りは美しい。池の周りは虫が多いので長居は禁物です。
天狗の庭は小川が流れ込み、先週の雨でずぶずぶの水たまりがそこここにあり、ぬかるみに気をつけて端を通行しました。そこを抜けると、ちょっとした藪こぎに。マダ二に刺されないかおののきつつ、急いで通り抜ける。北横岳から蓼科山のとりつきまでがとても遠く感じた。
笹の平原が終わり、枯れ沢の巨石を何度か通り過ぎ、将軍平までやっとこさ着くと、小屋は休業中!補給できると思ったのに…コロナ時、平日はやっていないのかも。小屋に居着いていると噂の小鳥、ウソの姿も見えず、悄然として5分ほど休憩し、出発。

巨石をよじるように登り切り、蓼科山荘につくとまだ明るいが夕暮れが迫る。
ドリンクを購入していると、奥からピアノの旋律が聞こえる。テレビで見た若女将ではなく、初老の小屋番の方がいた。風も出てきて少し冷えていたのでポタージュを注文しようとしたが、時間のことを考えて結局やめた。しかしこの後、後悔することに。たかが10分ぐらいで体が温まるのなら、焦って下山しなくても良かった。人は焦ると判断を迷う。
蓼科山のどでかい山頂めぐりは、疲れ果てていたため、やめました。そのかわり、夕焼けを飽きもせずじっくりと眺めました。蓼科山のくだりも、ゴーロ帯で疲れます。ここの登山道は、登りたいか?と聞かれたら嫌かも知れない。男体山の拡大版という感じで、大岩の急斜面と樹林帯とが、くだりなのにえらく長く感じました。
樹林帯ではシカの光る眼がちょくちょくこちらを見やる。
女神茶屋でタクシーを呼び帰りました。日はとっぷりと暮れていました。

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横岳稜線付近から赤岳を振り返る
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硫黄岳山頂
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根石岳へ
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メルヘン街道近くの木道。麦草ヒュッテまで続く
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ちょっとした藪漕ぎの始まり
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蓼科山から北を望む

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