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2022年11月初旬▲秋深まる御岳山へ [▼関東近郊の山]


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登山デビューしたいという友人のために、とりあえず低山の御岳山~大岳山の周回コースを用意。
行きはケーブルカーでロックガーデン経由、帰りは奥の院経由です。
紅葉は真っ赤というよりも緑と黄色と赤が混じっていました。
七代の滝まではかなり下り、そしてロックガーデンに行くためには滝の横の鉄階段をかなり上ります。
すると天狗岩にでます。天狗岩には天狗が2体鎮座しています。天狗岩は鎖が打ち付けられているので、そこに沿って歩いて行けば、初心者でも十分登れます。
ここの鎖場でクライムダウンの仕方を手ほどきしました。

●一回目の休憩
ロックガーデンのお手洗いと休憩所で、一回目のコーヒー休憩。ヤマセンボトルのお湯でインスタントコーヒー。
ほぼ熱湯なので本当に驚いていました。見たか山道具の威力。
落ち葉で模様替えした広場は、そこに時間が流れ込んで留まったような静謐さ。

●初心者が怖いもの
大岳山直下の大岳山荘跡まではゆるやかで何の危険性もない道が続きます。
私ばかり前を歩いてもつまらないだろうとおもい、前を歩いてもらいました。
山頂直下の岩場にくると、途端に登山道を見失う。虎ロープの向こう側をのぞいて探すことも。
ロープ沿いに視野を広く、俯瞰して眺めるということができないらしい。これは慣れてくれば登山道の癖というものがわかってくると思う。

山頂は日傘をさしたくなるほどの快晴!
ここで友人を喜ばせたくて、保冷剤に入れてきたビールをお披露目。ここでもめちゃくちゃ感動してくれました。
ギアの性能にいちいち驚いてくれるこの反応が嬉しくて、道具を自慢したくなっちゃいますね。
帰りは奥の院です。途中までは同じルートを戻り、途中から分岐へ。ちなみに奥の院への山頂直下も岩場の急登でした。友人は、大岳山と奥の院、どちらも山頂直下の岩場に苦戦してました。くだりでは落ち葉に足を取られて転ぶこと二回も。今後、注意して見てあげるべき反省点。
紅葉屋の蕎麦を食べたかったのですが、16:00に着いたときは終わっていたのが残念。
ネットで調べたら営業時間は17:00までとなっていましたが…。
そもそもケーブルカー駅前の店も、営業しているのは一軒のみ。
宿坊も営業しておらず、平日はほぼ昼食はとれないと考えてよさそう。
最後にリフトで園地に上がり、夕焼けでも見ようかと思いましたが16:00にはリフトも終わってました。
御岳山は何度もきてますが、未だにリフトで上がったことがない。
珈琲飲んで終わりかぁ…と思っていたら、驚いたことに友人がナイトハイクしてもいいとのことで、ケーブルカーを使わず、下山は舗装路の旧登山道を史跡を見つけながら下りました。友人曰く、高いのはだめだけど、暗いのは平気とのこと。
この舗装路、暗くなってからの方が下から車がガンガン上がってきます。
御師集落の方々なのかな? ひかれそうだという意味で、ちょっと危険でした。
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山門から見える紅葉は額縁のような美しさ
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七代の滝
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天狗岩
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カヌレとパウンドケーキで休憩
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綾広の滝。滝行が行われる場所でもあります
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山頂近く、大岳山荘の前にある大岳神社です
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茶場峠
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奥の院
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長尾平での紅葉
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ヤマトタケル(日本武尊)が植えたという伝説の巨木「神代ケヤキ」
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2022年11月12日▲登山家・平出和也さんと登山ツアー@高畑山 [△登山関係のイベント]

《高畑山》
・「秀麗富嶽十二景」に選定された山
・標高981.9m

世界に名だたる平出和也さんと、なんと一緒に登山ができるという夢の企画に当選し、高畑山に登って参りました。 石井スポーツの1万円購入後に抽選権がもらえるというシステムの登山ツアーです。

集合は鳥沢駅。下車すると右手にきれいなトイレがあり、その前に荷物が置けるようなベンチがあります。
下車すると一人短パンでアスリート体形の方が!本当に平出さんだ・・・とドキドキしてお手洗い等済ませてから心を落ち着けて合流しました。(笑)

石井スポーツで働く登山ガイド資格を有する方がツアーリーダー、他参加者8人と平出さんの計10人です。
ツアーリーダーが先頭を歩き、平出さんは前後に動きながら各参加者と満遍なく交流してくれました。
登りながら雪山登山へのアドバイスをしていただいたり、平出さんの個人的なこと、シスパーレのこと、凍傷のこと、K2のこと、TJARの撮影会など色々な話をうかがう事ができました。
風景がきれいな場所に来ると、平出さんはさささっとあっという間に走って行って、「ここがきれいだから写真撮影にいいですよ」など、率先して教えてくれました。そしてその背景に溶け込む平出さんがかっこよくて、自然と平出撮影会が始まりました。
参加者のカメラ(スマホ)で2ショットを撮ったり、参加者を被写体にして撮影してくれたりと、サービス精神旺盛な方でした。カメラアングルもすばらしく、山岳カメラマンの神髄をみた気がしました。

山頂では彼を囲んで、昼食。自然と質問が飛び交います。
きれいな紅葉を拾ってお弁当に添えてくれたり、山頂標識で一人ずつ写真を撮ってくれたり、もう本当に嬉しい心遣いばかり。道をロストしそうになるとすぐ察知される視野の広さも持っていて、さすがだなと思いました。まさに贅沢な時間を過ごしました。

高畑山は初めて登りましたが、 低山ながらもそれなりの勾配もあり、訪れる方も多過ぎないので静かな山行が楽しめました。秋が深まり、登山口までの住宅街の雰囲気も、のどかで景色もすばらしかったです。

●貴重なお話を忘れたくないので箇条書きにメモします。

★山のこと
・日本の冬山もヒマラヤなど山脈も、持っていくギアは基本は同じ。手袋は羊毛のインナーに、オーバーグローブの2枚、靴下も替えは1枚。
・外国の高山で、登攀中は、ヤマセンボトルを持っていっても途中で荷物を開けたりしないため、水分補給はほぼしない(できない)。そのためヤマセンボトルは2人で1本。
・エアマットはパンクしたら無用の長物になるのでもっていかない。クローズドセル+シュラフのみ。だから結構寒い。いつもケンロー(中島建郎)が体温を求めてくっついてくるため、テント内は狭くなる(笑)。
・K2は挑戦するつもりだが、来年はまだしない。K2は既に踏破されたルートでさえ難しく、未踏ルートは生半可では登れない。数回下見で途中まで登ったが撤退した。それぐらい難しい山。ギアの性能があがり、それを駆使することで昔より挑戦はしやすくなっている。自分たちの後に若い人が後続として挑戦してくれることも願っている。
・サミサールやシスパーレなど、山頂での滞在時間は20分ぐらい。ドローンを飛ばすので、結構忙しい。
・サミサールやシスパーレなどの登山口(ベースキャンプ)となる場所に行くまで、2,3日はかかる。道の状況や町の状況、天候や季節の状況など行ってみないとわからないので、けっこう行き当たりばったりな部分もあり、渡航してから調整することが多い。
・指を凍傷で失った直後は、しばらくは体のバランスが崩れ、電車の急停止の踏ん張りがきかなかった。しかし、「ハセツネ」レースに2回参加したことがあるが、指が短くなった時の方がタイムが速かった(笑)。
※指を失うことは決して(笑)ではないですが、笑って話されていた…。自分の身に起きたことを受け入れることも、一つの大らかさであり、覚悟があったからこそ悔やんでいないのだろうと感じ入った次第。
・海外の高山でも、雪は溶かす水の作り方は同じ。
・下山時にご飯が美味しくて大量に注文して余ると全部ケンローに食べさせるから、いつも彼が太ってしまう(笑)。今度から気をつける。

★他の事
・TJARの撮影受け持ちは、薬師岳から南アルプスの赤石岳~大沢岳辺りまでが範囲。台風のため、NHKから外での撮影を止められ「百間洞山の家」で3日間籠もり、名物のとんかつばかり食べて過ごした。
・TJARでの「望月さんお帰りなさい」は、平出さんの声では?と伺うと「そう」とのこと。一人に対してずっと密着はしない。なぜなら仲間意識が生まれてしまったり、夜間の話し相手として選手がカメラマンを頼ってしまう。それでは不公平になる為。
・(私がW杯を見に行ったことを話すと)ラグビーワールドカップでは横浜のスコットランド戦を見に行った、とのこと。
・初めてのテントは八ヶ岳。
・意外とイスラム教の国々もアルコールを飲んでいる。

★Q&A
・雪山で、テントの下の雪が溶けてぼこぼこになってしまった。対策は?→テントの下にグランドシートを敷いてもあまり効果はない。エアマットを持っていればすぐに敷くなど、体温が雪に伝わらないようにするしかない。
・登頂証明などはどのように行うのか?→その山の国に写真などを提出。
・デジタルツールがない昔は?→色々な質問に答えて、その答えに矛盾などがないかなどで判断し登頂を認めるなどしていた。
・TJARに平出さんが出たら完走できそうじゃないですか?→体力的には完走できそうだが、また別のスキルが求められるのでなんともいえない。彼らもまた凄い人たちだと思います、と大人の対応。
・陸上をやっていたことが高山病にならない心肺機能の強さの秘密?→実は高山病にならないことはない。「なりそうだ」ということを一早く察知している。ケンローはテント張った後はいつもぐったりしているので、ケンローのために水を作り、食事を作り、甲斐甲斐しく世話を焼く。

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牧歌的な風景
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山の神にお祈り
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登山口です
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水が枯れていますが貯水池です

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平出さんをパパラッチしまくりです
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つづら折り、土が柔らかく崩れやすい登山道
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かつて小屋があった跡
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残念ながら富士山は見えず
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素敵な笑顔
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抜けるような青い空
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もう一つの山頂
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後ろ姿もアスリート
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素晴らしい木漏れ日で撮影会
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穴山峠
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北側は薄っすら暗い
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分岐です。朝は向かって右に行きました
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とちの巨木が一番後ろに見えます

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2022年10月▲アドベンチャーレーサー田中陽希の講演会@白馬・八方尾根うさぎ [△登山関係のイベント]

8:30 taxi電話で迎車、キャンプ場出発
8:45 ゴンドラ「アダム」でうさぎ平へ
9:00 トークショー前にサイン会並ぶも、直前で終了、講演会後に回る
10:00~12:30 田中陽希トークショー ※11:30の予定が大幅延長
12:30~12:40 サイン会が再開
13:00~14:12 白馬マウンテンビーチで「信州牛と国産豚のスモークチーズバーガー¥1,480」
14:30 taxiでJR白馬駅へ ※偶然、朝のタクシーと同じ運転手だった!
14:45―15:00 JR白馬駅の足湯
15:16ー ※特急あずさ

■田中陽希氏の講演会

翌朝は、タクシーを呼び、再び八方尾根ゴンドラ乗り場へ(片道1200円くらい)。
一時間前にウサギ平につくと、既に講演会前のサインに長い列。
しかし参加者の半分くらいで時間切れ、残りは後援会の後になりました。講演会は90分の予定が、たっぷり2時間15分。サイン会は、イラスト入りのサインで丁寧に書かれていたので、計ってみると一人一アイテムに一分ぐらいかかっていました。
テーマは登山の安全的なものだったはじですが、アドベンチャーレースの鬼軍曹とのエピソード、グレートトラバースのエピソードなど、私たち一ファンが聞きたいことが盛りだくさん。

田中正人氏に熱い檄をとばされ、殴られたのは現時点で三回だそう。
最初はアドベンチャーレースで「田中さんと僕は水と油ですね」と言った時。二回目は忘れましたが、三回目は田中陽希さんがキャプテンとしてレースを率いた直近のレース後。お前も変わらなきゃいけないってことはわかってるだろ!と檄を飛ばされたということです。
ほかに殴られたメンバーはなんと女性。レース中にとても素晴らしいピークに出たとき、田中正人が雉打ちをしたと。それに倣い、女性メンバーもお花つみをしたら「お前なにやってんだ」と何故か殴ったそうです。しかし女性は反撃。陽希さんは一度も反撃したことはないそうなので、女性は強いとのこと。

履きつぶした靴の数々の写真も参考になりました。
気に入った靴が廃盤になり製造終了になって靴難民になったエピソードは共感しました。
その後、白馬マウンテンビーチで寒風に晒されながら昼食。
雲が厚い日でしたが、青い空も垣間見えてとても素晴らしい眺望でした。
※帰りもJR白馬駅までタクシー、朝と同じ運転手でした。
白馬で行われていたスキージャンプのスタッフと乗り合わせ、一人600円で済みました。
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社員マスカットは白馬村の商品で販売していました
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地元の素材を使っていて、すごく美味しかったですよ
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暖かったらさぞかしリラックスできただろう…
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講演会の行われていた場所です
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白馬駅に併設されている休憩所。南側にあります
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隣の休憩所ではおやきが販売、荷物預り所もありました

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2022年10月▲初秋の白馬、八方尾根から五竜岳へ・2日目 [白馬連峰(長野・富山)]

【行程】
〈2日目〉
06:00 テント場出発
11:00 五竜テレキャビン乗り場に到着。山頂レストラン「あるぷす360」で食事
12:00 ゴンドラで下山。エスカルプラザの無料シャトルバスでJR神城駅へ
12:54―13:00 JR神城駅―JR白馬駅へ
13:00 アルプス第一交通タクシーで八方バスターミナルで荷物ピックアップ→スーパー「BIG」で下車→買い出し
13:45 歩いて白馬グリーンスポーツキャンプ場へ
 
〈施設情報〉
・エスカルプラザの竜神の湯は営業終了
翌朝も強風は変わらず。遠見尾根は途中、非常にざれた箇所があって、階段が新設されてましたが、いずれまた崩れてきそう。
鎖場はたいしたことないですが、岩石が非常にもろくなっているところがあるので、手の置き場には気をつけたい。鎖を使わない方がいい場所もあります。
小遠見尾根までは小刻みにアップダウン。小さな池が点在し時折樹林帯に入るもののなかなか気持ちの良い尾根ですね。途中、何度も通りすがりの人に五竜は登ったか聞かれました(笑)この日は高曇りですっきりとした景色は見られませんでした。それが残念。

五竜高山植物園は時期ではないのでほぼ枯れており、チングルマだけがみられました。
テレキャビン乗り場のレストラン「アルプス360℃」でランチと乾杯beer。このとき晴れ間がでて、紅葉がきれいでした。スタッフたちはスキーの準備にとりかかっていました。
エスカルプラザで無料シャトルを使いJR神城駅へ。その後JR白馬駅まで電車、白馬でタクシーを拾い、白馬八方尾根バスターミナルのロッカーに預けた不要な荷物をピックアップして、白馬グリーンスポーツの森へ向かいました。
※JR神城駅は、株式会社五竜がJRから委託されて運営。Suica、クレジットカード使えません。
※タクシー2200円ぐらい。

■白馬グリーンスポーツの森
この日の宿泊場所です。近くにあるビッグというスーパーで食料とbeerを調達。
・宿泊1000円、薪600円
園内は広々してます。臨時キャンプ場も拡張され、あまりにもどこにても張っていいので迷いましたが、車で乗り入れてる人たちが釣り堀に集結していたので、そちらは避けました。明らかに焚き火後があったので、落ち葉をどけなくてもいいためそこを拠点に、木々の間に張りました。たまに雨に降られましたが、どしゃぶりにはならず。私たちの焚き火セットはおままごとのような小ささですが、登山のときは重宝します。民間地に近いとはいえ、色々な動物の鳴き声が聞こえました。

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ルート上、あえて難度が高いといえるのはこの鎖場ぐらい
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チングルマだけが高山植物の名残
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レストランのテラスからの眺め
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ゴンドラからが、一番紅葉を眺められた

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2022年10月▲初秋の白馬、八方尾根から五竜岳へ・1日目 [白馬連峰(長野・富山)]

【行程】

〈1日目〉
6:01 家出発(JR新幹線+バス2,200円=自由席10,010円 指定10,540円)
8:05 長野駅 ※はくたか1~4号車が自由席
8:20 アルピコ交通バス長野―白馬八方バスターミナル行き乗車
9:35 白馬八方バスターミナル着、ロッカーに焚火道具預ける
10:00 ゴンドラアダム&リフト(計20分)
17:30 五竜山荘のテント場でテント泊(5張りほどあり)

【衣類&寝具】
・着用…トレイルアクショングローブ、長袖スリーブ、トレッキングパンツ、レインウェア上下、ソフトシェル、下着
・予備の服…下着(極厚手上・中厚手下)、極厚靴下
・道具…チェーンスパイク(不使用)、ストック
・寝具…ダウンハガー800、ダウンパンツ、寝袋#3
【食べ物】
●行動食…羊羹4、柿ピーボトル
●つまみ…ジャガビー
●主食…ラーメン4(味噌)、赤飯2+鍋(白菜と鶏肉団子、本だし)、梅リゾッタ2、コンソメ1、
●不使用…味噌汁2、赤飯と梅リゾッタ1袋ずつ

〈施設情報〉
・八方池手前の登山道トイレは冬季閉鎖
・黒菱平のリフトは運行していません
白馬

八方尾根で行われた、グレートトラバースの田中陽希さんの講演会に参加するついでに、唐松岳から五竜岳へ縦走を企画。秋の空に、リフトの空中散歩がとても気持ちいい。
唐松への登りはさっぱりとした秋晴れ。八方尾根は一般的には人気のルートですが、今まで人の多さを避けてきたので、私たちは初めて。
八方池では、去年縦走した唐松から不帰劔、天狗の大下りを感慨深く眺めました。
八方池には大蛇伝説があります。

《由来》
飯森神社の創建は南北朝時代の永徳年間(1381~1384年)。伝承では当時、八方池に大蛇が巣食い村人に悪事を働いていたので、領主の飯森氏が八方池の畔に社殿を設けて祈願すると不思議と大蛇が現れる事が無くなったと伝えられています(八方池は奥之院、飯森神社は飯森宿にあります)。

八方池で休憩中の正午過ぎから風が出始め、唐松岳山頂についたときは強風で10分ほどで退散。五竜への稜線は風速15メートルほどにもなり、五竜への登頂は断念しました。途中雷鳥の三羽にも遭遇し、いい山旅となりました。五竜山荘テント場には5、6組いました。夜中中ずっと強風が吹き荒れ、テントがばたつき、非常に五月蠅かった。

・唐松山荘から五竜へ向かう「牛首」の雪はほとんどついていませんが、所々凍っているので油断すると滑ります。トラバースの際は注意。
・唐松岳の登りもほぼ雪なし。
・紅葉は各所の山小屋からの発信の通り、あまり色がよくなく、赤というより茶色。

でも、稜線から眺める這松の緑、粉をふりかけたような雪の白、ところどころ茶色や黄色い山肌はこの季節ならではで、本当にきて良かったと思いました。ゴンドラアダムからの眺めが一番紅葉らしさを感じるところでした。

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不帰ノ嶮と天狗の大下りを眺める
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昔八方池に大蛇が住み悪さしたのを、社をたてまつったところ鎮めったとか
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ところどころ凍り付く牛首の鎖
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牛首から唐松山荘を振り返る
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雷鳥の足跡
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2022年7月▲尾瀬ヶ原テント泊②見晴らし~尾瀬ヶ原~至仏山 [尾瀬(栃木)]

■2日目

【行程】
5:00 見晴
5:42 竜宮小屋
7:12 至仏山荘でトイレ、水補充
10:16~10:55 至仏山登頂
11:30 小至仏山
13:23 鳩待峠
13:23~13:55 鳩待峠ー戸倉着(大人1,000円)
尾瀬戸倉で日帰り風呂(大人600円)
▼尾瀬戸倉バス停(約2時間、大人2100円)そ
16:07 沼田駅
【バス/復路】
◎鳩待峠―戸倉着(大人1,000円)
8:40 9:15
9:35 10:10
10:20 10:55
10:55 11:30
11:50 12:25
12:40 13:15
13:25 14:00
14:15 14:50
15:15 15:50
16:35 17:05
17:20 17:50
◎尾瀬戸倉バス停
沼田駅 9:27
沼田駅 10:25
沼田駅 11:12
上毛駅 12:02
沼田駅 12:35
上毛駅 13:12
沼田駅 13:45
上毛駅 14:19
上毛駅 15:12
沼田駅 16:07
沼田駅 17:15
沼田駅 18:10
沼田駅 18:55
沼田駅 19:49
【食料】※二人分
朝:ラーメン2、ゆで卵
昼:赤飯残り、味噌汁
★余り・・・赤飯2、早ゆでパスタとトマトペースト、ラーメン2
〈行動食〉
食べたもの・・・柿の種ボトル3袋、ソフトサラダ3、羊羹2、クッキー6
余り・・・クッキー4、ドライフルーツボトル半分、ソフトサラダ1


【レポート】
朝靄の尾瀬が原は幻想的で、どこをみたらいいかわからなくなるほど、どこもかしこも絵になる。
尾瀬にきたら絶対に明け方起きて出発するか、散歩した方がいいですね。
カッコウがずっと鳴いていて、いいBGMになりました。

尾瀬ヶ原を抜けて山の鼻まできたら一旦休憩、トイレも済ませます。ちょうど9時ごろでしたが山小屋では軽食(昼食)にはまだ早く、行動食などはスナック等しか販売がないので、あまりお腹にたまるものはのぞめません。

シカの食害から守るための鹿柵を自分たちで開閉して、至仏山へ向かいます。
思いのほか燧ケ岳よりも大きな岩がゴロゴロしている山でした。
比較的、樹林帯を抜けるのも至仏山の方が早く、尾瀬が原の展望を長い時間見られます。

そしてさすが花の百名山で、キバナコマノツメ、コイワカガミ、二輪草、ハクサンイチゲ、そしてそして、固有種の尾瀬草も見れました!
燧ヶ岳の二つの湿原の美しさはも捨てがたいので、どちらも登った方がいいですね。

頂上に着くと黒雲が立ち込めてきたので、クッカーで味噌汁を作り赤飯の残りを食べてさっさと下山します。木道は濡れると滑りやすいので慎重に。樹林帯に差し掛かる前に、かなり強い雨に降られてしまいました。尾瀬は[晴れ]晴れ予報でも侮れません。
〈メモ〉
・各小屋、行動食になるものはスナック類のみ。おにぎりやパンはなし。
▼下記二点、6月の時点での公式ホームページと情報が違っていました。
・尾瀬小屋…日帰り湯ありでした(おそらく18時まで)。
・山の鼻小屋…テント場営業ないと書かれていたが、営業していました。

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逆さ燧(さかさひうち)

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ニッコウキスゲ
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ハクサンイチゲ
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黄色い小さな花がたくさんついているのが尾瀬草です

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チングルマ
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2022年7月▲尾瀬ヶ原テント泊①燧ケ岳~見晴らし [尾瀬(栃木)]

■1日目
尾瀬って公共機関使うとめちゃくちゃ遠いですね!首都圏から行くと、前泊しないと午前中には登れない。
バス酔いする私には、路線バスの長さが辛い…。さて、いつも曇りか雨模様の尾瀬。
事前予約をすると、もし雨天の時はキャンセル料が発生してしまうので、翌日晴れの天気予報を確認してから大慌てで東武ツアーズの「尾瀬夜行」に申し込みました。窓口での申し込みは当日17:00までです。

【往路】
浅草【23:45発】
北千住【0:00発】
春日部【0:30発】
尾瀬夜行23:45
会津高原尾瀬口【3:08着】
(3:50頃まで車中仮眠可)【4:20発】
尾瀬夜行23:45 専用バス
駒ケ岳登山口【5:20着】
尾瀬御池【5:50着】
尾瀬沼山峠【6:10着】

【小屋情報】

燧小屋(5月〜10月末まで)

料金:不明、100張、予約不要

TEL:090-9749-1319/福島県南会津郡檜枝岐村字燧ヶ岳1番地
尾瀬沼ヒュッテ5月28日(土)~10月22日(土)〉
1000円~(税込み)、チェックイン13:00、チェックアウト12:00

・山の鼻小屋の「花豆ソフトクリーム」

・鳩待峠の「遥かな尾瀬」

・尾瀬小屋…本格イタリアン

【食料】
朝:おにぎり2、食パン目玉焼きサンド2
夜:鍋(鶏肉団子、鍋の素、白菜150グラム、もやし一袋)、赤飯2
 
【レポート】
燕がビュンビュン、尾瀬御池。樹林帯の登山道は狭く急登。田代と呼ばれる二つの小さな湿原「広沢田代」と「熊沢田代」は天国かと思いました。青い空に青々と茂る草、緑を分けるように伸びる木道、飛び交う蝶…。
ミヤマリンドウ、チングルマ、コバイケイソウ(少)、ワタスゲが咲いてました。

燧ケ岳登山道入り口の看板には「アイゼン必須」と書いてありましたが、標高2100m辺りから雪渓があるものの、ストックとキックステップでなんとかなりました(チェンスパ持って行きましたが使わず)。
ただ、短パンにローカットのトレランシューズの人が下るには、少し危険だったかもしれません。
俎ぐらからの眺望は最高でした。尾瀬沼が青々と美しい。

テント指定地へ、「見晴らし」へ下ります。樹林帯の登山道は、急で狭く木の根が露わになっており、歩きにくくなかなか疲れます。また湿気が凄く、蕨がたくさん生えてました。
見晴では小屋がたくさんあって、つまみをどこで食べるか迷いますね!
小屋料理が豊富な尾瀬なのに鍋の具を持ってきてしまったため、暑い中自炊をします。
その後、夕涼みに尾瀬小屋へ。燕舞う中、ビールとポテト。最高ですね。
テント場ではブユ&アブとノミもいるので、素足だったりテントを開けたまま昼寝しないように注意。

見晴らしは標高が低く、またこの日は暑かったため、テント内では午後10時になって半袖で平気でした。
シュラフ(モンベルダウンハガー#3)にも入らず、掛け布団のようにかけて寝ました。


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登山家・平出和也さんによる登山用具相談会 [△登山関係のイベント]

●石井スポーツ@さいたま新都心

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日本の、いや世界の名登山家、平出和也さんの「登山用具相談会」に申し込みました。
用具相談会といいつつ、シスパーレでの出来事やもろもろ、講演会を独り占めしているような内容をお話ししてくださり、夢のような時間でした。 熱弁の途中、その手の大きさや鋼のような無駄のない筋肉に見ほれてしまいました。 とはいえ、私個人の相談にも真摯にのってくださり、次へのステッブアップを示してくれました。

〈アドバイス〉
・夜一人で低山でもいいから歩いてみる。ヘッデンつけて一人で歩いていると五感が養われる
・ペアで山をやっていて、自分がいつも後ろを歩いているなら前を歩いてみること。二人の見る景色を均等化しないと、どちらかの登山が辛くなる
・自分の力量を知り、セオリーにとらわれない道具選びをすること
・バリエーションルートや沢登りをすると、同じ山でもまた違う側面を発見できる

特に通り一遍で言われている常識にとらわれず、「ぼくは7ミリのロープを一本で使う。普通の人はこんなことしない。でも落ちない自信がある。登るためだけだったらこれ一本でいい」 と。
自分の器を知っていれば、誰にとやかく言われようと関係ない。そんな裏打ちされた自信を感じました。

遭難は遭難だと思った瞬間に遭難になると、誰かの本で読んだ。まさに彼が知らない道を切いてこれたのは、既成概念にとらわれないからだろうなと思う。

また、無事に生きて帰ってきたけれど、シスパーレもサミサールも失敗だとさらっといってのけたその姿勢が凄いと思った。凍傷になりそうだと思ったのは、サミサールを登っているときだそう。その時点でやめればよかったのかも、と仰っていた。

普通、虚栄心にまみれた一般人なら失敗だなんて認めたくないだろう。登頂したのだから登山界では失敗じゃないんだけど、凍傷を負って余裕が無くなった時点で失敗だと認める潔さがあるからこそ、彼は今まで生き延びてきたんだろう。

知られざる山を世に知らしめた功績。 NHKの番組も映画のようで素晴らしいのだけど、『フリーソロ』や『メルー』のような、平出さん主演のドキュメンタリー映画が作られて、もっともっと一般人にも知られてほしいと思う。

〈使用アイテムなど〉
・時計はなにを使ってる?→エンデュロガーミン。ソーラー充電。
・シスパーレで携行した、やませんボトルは(中島さんと)二人で一本! これには驚き。雪は案外溶けるとのこと。
・足の水膨れなどのトラブルは起きたことはない(凍傷以外
・まだ登山の空白地帯は残されてますか? →だいぶ埋まってきたけれど、まだある、と仰っていました。
今後の活躍も楽しみです。

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