SSブログ

登山家・平出和也さんによる登山用具相談会 [△登山関係のイベント]

●石井スポーツ@さいたま新都心

2022-11-02T05:54:32.jpg2022-11-02T05:54:32.jpg2022-11-02T05:54:32.jpg

日本の、いや世界の名登山家、平出和也さんの「登山用具相談会」に申し込みました。
用具相談会といいつつ、シスパーレでの出来事やもろもろ、講演会を独り占めしているような内容をお話ししてくださり、夢のような時間でした。 熱弁の途中、その手の大きさや鋼のような無駄のない筋肉に見ほれてしまいました。 とはいえ、私個人の相談にも真摯にのってくださり、次へのステッブアップを示してくれました。

〈アドバイス〉
・夜一人で低山でもいいから歩いてみる。ヘッデンつけて一人で歩いていると五感が養われる
・ペアで山をやっていて、自分がいつも後ろを歩いているなら前を歩いてみること。二人の見る景色を均等化しないと、どちらかの登山が辛くなる
・自分の力量を知り、セオリーにとらわれない道具選びをすること
・バリエーションルートや沢登りをすると、同じ山でもまた違う側面を発見できる

特に通り一遍で言われている常識にとらわれず、「ぼくは7ミリのロープを一本で使う。普通の人はこんなことしない。でも落ちない自信がある。登るためだけだったらこれ一本でいい」 と。
自分の器を知っていれば、誰にとやかく言われようと関係ない。そんな裏打ちされた自信を感じました。

遭難は遭難だと思った瞬間に遭難になると、誰かの本で読んだ。まさに彼が知らない道を切いてこれたのは、既成概念にとらわれないからだろうなと思う。

また、無事に生きて帰ってきたけれど、シスパーレもサミサールも失敗だとさらっといってのけたその姿勢が凄いと思った。凍傷になりそうだと思ったのは、サミサールを登っているときだそう。その時点でやめればよかったのかも、と仰っていた。

普通、虚栄心にまみれた一般人なら失敗だなんて認めたくないだろう。登頂したのだから登山界では失敗じゃないんだけど、凍傷を負って余裕が無くなった時点で失敗だと認める潔さがあるからこそ、彼は今まで生き延びてきたんだろう。

知られざる山を世に知らしめた功績。 NHKの番組も映画のようで素晴らしいのだけど、『フリーソロ』や『メルー』のような、平出さん主演のドキュメンタリー映画が作られて、もっともっと一般人にも知られてほしいと思う。

〈使用アイテムなど〉
・時計はなにを使ってる?→エンデュロガーミン。ソーラー充電。
・シスパーレで携行した、やませんボトルは(中島さんと)二人で一本! これには驚き。雪は案外溶けるとのこと。
・足の水膨れなどのトラブルは起きたことはない(凍傷以外
・まだ登山の空白地帯は残されてますか? →だいぶ埋まってきたけれど、まだある、と仰っていました。
今後の活躍も楽しみです。

2022-11-09T15:22:04.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。