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2021年5月▲天目山から長沢背稜~雲取山から石尾根縦走 [奥多摩]

【行程】
1日目…日原鍾乳洞入り口~酉谷山避難小屋・テント場
2日目…
酉谷山~雲取山~鷹巣山~奥多摩

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一日目は洞窟手前から登山口に入り、二日目は石尾根を縦走で奥多摩駅まで40キロ近くの時計回り一周コース。
長沢はほぼ展望なく、かといって森が濃すぎることもない。まだ落ち葉もたっぷり敷き詰められていて、まるで秋口のような枯れ感。
天目山山頂では木が数本切られて展望多少よい。素肌にダウンパンツ一枚と半シュラフで十分でした。
避難小屋廻りでテント数張り。避難小屋内には年配の主のような方がいて、色々とお話しました。
なんと彼の知人が、山頂の展望が悪いことから数本枝を切り、都に訴えられた?とのこと。罪状は器物破損になるのか忘れましたが、6万円ほど支払ったそうです。となると、山岳会の登山道整備の藪刈などは、自治体の了解を得れば費用はかからないのかな?

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酉谷山避難小屋外観
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水は獣に荒らされないよう、鉄柵がおかれていました

《2日目へ》


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2021年4月▲奥多摩から鋸尾根~大岳山~海沢園地 [奥多摩]

奥多摩から鋸尾根~大岳山~海沢園地

鋸尾根から大岳山へ。愛宕山の階段は心臓破りですね。
東京都心にも有名な急階段の愛宕神社がありますが、愛宕信仰は修験道から盛んになった火伏せの神の信仰なので、ひときわ高いところにあるのでしょうか。

寒の戻りか山中は4℃ほどで寒いので汗冷え対策を。山頂では直射日光で体感温度は上がり、助かりました。
下りは海沢園地の滝を眺めてリフレッシュ。のんびり山行となりました。
多少荒れているものの、注意深く観察すれば踏み跡があるので、迷いやすいのは一カ所ぐらいでした。

北側は落ち葉が深くて秋かと思うくらい。
山桜やトウゴクミツバツツジ(かな?)、所々ソメイソシノらしき普通の桜も咲いていて、春を感じました。
下山はいつものところでビール!
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2020年12月初旬▲棒ノ折山~日向沢ノ峰~川苔山 [奥多摩]

【縦走で通過した山頂】
棒ノ嶺(棒ノ折山)・槇ノ尾山・長尾丸山・クロモ山・山ナシ山・日向沢ノ峰・曲ヶ谷北峰・川苔山(川乗山)

【食べ物】
・食事(二人分)・・・お手製ツナマヨおにぎり×4、お手製ベーコンレタスサンド×4、菓子パン×4、お茶、コーヒー、ポカリ、コーラ

奥多摩を日帰り縦走。
棒ノ折山は初。ただピストンするのはつまらないので、どうやって縦走しようかと考え、本仁田山に降りるか川苔山経由で百尋の滝へ行くかで迷いましたが、百尋の滝への林道がやっと復旧したばかりなのでそちらを選びました。しかしCTみると日没・・・。今回も又、相方に必死でついていく、自分の限界に挑戦することに。

コッヘル&クッカーは最低限しか持たず、お昼ご飯はほぼ家で作っていきました。
棒ノ折山は噂どおり滝や小川が美しい山でした。しかし気持ちのいい道もつかの間、あっという間に林道についてしまう。林道を横切り急斜面を登り切るとなだらかに。
その後、突如現れる巨石の岩茸石に登って遊び、権次入峠までの斜面を登り切るとすぐ頂上です。
丸太で土留めがされていますが、雨で土が流れて丸太がかなり露出しており、歩きにくいところも。
頂上は快晴、汗を乾かしながら食事。20分ほどで出発。

槙ノ尾山~長尾丸山までは木漏れ日も明るくすこぶる気持ちのいい登山道。山ナシ山~黒樫山~クロモ山に至る道は、標高はあがりますが森も深くなるような感覚、視界が狭くなっていきます。途中、アップダウンの繰り返しに辛くなり、手頃な枯れ枝を拾いストック代わりにしました。
私のサロモンザックはトレポがつけられないのが致命的。

鉄塔をくぐり、東京電力の作業のために作ったと思われるとても歩きやすい幅の木段をくだると、蕎麦粒山などへの分岐もある「踊り場」に。ここまでくれば日向沢ノ峰までもう一息。日向沢ノ峰では彼方にまるで空に浮かぶような富士山の姿が。そこから急な岸壁を大きく下ります。ここの岩場が一番もろく、結構危険かも。
振り返ると岩の固まりがステゴザウルスのよう。
ここまで歩いて、3、4人ほどしか出会いませんでした。本当に、静かな山行。

川苔山でも景色よく、CTより短く到着できたので、ここでクッカーを出して温かい飲み物を飲みながら休憩。
ヤマップのCTを確認すると、珍しく下回りました。ヤマップは山域やコースによって非常にゆったりめだったり、短かったりする。高齢者や初心者も来やすい山は、通常よりも長い時間で設定されている気がします。
(北アルプスの雲の平から薬師沢への下りのCTは異常に短すぎると今でも思う)

百尋の滝も日暮れ前に観光でき、山行中に幻の食材「岩だけ」も見つけて興奮したし、満足のいく山行になりました。百尋までの登山道には所々、真新しい鎖が備え付けられてました。

〆は奥多摩駅まで戻り、古民家を改装したクラフトビールを提供する「Beer Cafe VERTERE」へ。
暖かい室内で飲むビールは最高でした(特にコーヒーフレーバーのビールには驚き)。

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名栗湖から登山道があります
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葉が落ちると明るい!
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少し登山道がわかりづらい尾根
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なんだろう?
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ここからの下りが足場がもろかったです
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2018年4月▲雲取山へ初登山②~将門迷走ルート [奥多摩]

■将門公「迷走ルート」
2017年に設置されたようです。雲取山は標高2017mなので昨年はもの凄い登山客の数だったようですね。
この「迷走ルート」のタイミングは歴史上のどこだろうかと考えたのですが、将門が「新皇」を名乗り、朝廷が追討令を出し、将門が春の収穫のため兵を国元に帰したタイミングで、平貞盛と藤原秀郷が出兵。その後の話のようですね。下記ウィキペディアから抜粋した太い文字の箇所が、この雲取山に将門が来たタイミングだと思われます。
《ウィキペディアから抜粋》
間もなく、貞盛が下野国押領使の藤原秀郷と力をあわせて兵4000を集めているとの報告が入る。将門は諸国から召集していた軍兵のほとんどを帰国させていたこともあり手許には1000人足らずしか残っていなかったが、時を移しては不利になると考えて2月1日を期して出撃した。将門の副将藤原玄茂の武将多治経明と坂上遂高らは貞盛・秀郷軍を発見すると将門に報告もせずに攻撃を開始するも、元来老練な軍略に長じた秀郷軍に玄茂軍は瞬く間に敗走。貞盛・秀郷軍はこれを追撃し、下総国川口にて将門軍と合戦となる。将門自ら陣頭に立って奮戦したために貞盛・秀郷らもたじろぐが、時が経つにつれ数に勝る官軍に将門軍は押され、ついには退却を余儀なくされた。
この手痛い敗戦により追い詰められた将門は、地の利のある本拠地に敵を誘い込み起死回生の大勝負を仕掛けるために幸島郡(茨城県)の広江に隠れる。しかし貞盛・秀郷らはこの策には乗らず、勝ち戦の勢いを民衆に呼びかけ更に兵を集め、藤原為憲も加わり、2月13日将門の本拠石井に攻め寄せ焼き払う「焦土作戦」に出た。これによって民衆は住処を失い路頭に迷うが、追討軍による焼き討ちを恨むよりも、将門らにより世が治まらないことを嘆いたという。
当の将門は身に甲冑をつけたまま貞盛らの探索をかわしながら諸処を転々とし、反撃に向けて兵を召集するが形勢が悪くて思うように集まらないために攻撃に転ずることもままならず、僅か手勢400を率いて幸島郡の北山を背に陣をしいて味方の援軍を待つ。しかし、味方の来援よりも先にその所在が敵の知ることとなり寡兵のまま最後の決戦の時を迎えることとなった。
茨城幸島郡→奥多摩まで、適当に見繕って194kmもあります。同じ関東での争いといえど、これだけ方々に逃げ惑って、また本拠地へ戻るのは大変だったでしょう。
【看板は12個】
●プロローグ
①将門丹波山に来たる
②お祭りと鴨沢の福寿寺…将門一行が三日三晩お祭り騒ぎをしたことから着いた地名。近隣の住民も混じって盛大に行ったといい、地元民は将門を偲んだといいます。近くの福寿寺で、正室の紫の前が疲れ果てた体を休めたという。酒宴の最中、敵が近くに来たことを知り、再び七ツ石へ向かい始めたと言います。
③釜場タワ…ここまでくれば安心と、一行が自炊した場所
④小袖…川で洗濯を始めたが夕立に遭い、小袖を置き忘れたままになったという。
⑤茶煮場 …雨がやみ、一服した場所
⑥風呂岩…すいほろいわ、と読みます。その名の通り簡易岩風呂を造り、体を休めた場所。敵に見つからないよう岩風呂を打ち壊したが、それがそのままの形で岩となったという。
⑦堂所 …休憩のために一行が鎧を脱いで休んだ場所
⑧紫久保…紫の前が突如自害!足手まといにならぬためか…
⑨七ツ石神社と七ツ石山…将門の影武者七人衆のわら人形を作り並べ、敵がそれを射貫いたら岩に変化したという。かっこいいエピソード。
⑩大血川の悲劇…一族99人の姫が一斉に自害!

●エピローグ
エピローグには、青梅の金剛寺に立ち寄ったとあります。しかし⑧には七ツ石山から天祖山へとあります。
しかし七ツ石から天祖山へ行くには東の鷹巣山へ縦走して一度日原に降り、再び天祖山へ登らなくてはならないので、天祖山へ行かずに、そのまま日原街道を通り、青梅へ向かったということでしょうか。
その後茨城県の岩井で打ち倒されたとあります。確かに日原を通ると目立つので北から時計回りに茨城県へ戻る方が途中で敵に見つからない気もしますが、それはできなかったということでしょうか。
近いようで雲取山から青梅まで80km近くもあるので、身も心もくたくたになりますよね。
発見としては「青梅」の地名の由来。
将門の残した句「我願い成就あらば栄ふべし。しからずば枯れよかし」から来ているとは思いませんでした。
どういうことかというと、梅の枝を地面に突き刺し「わが願いがかなわないならば枯れよ」と言ったわけです。するとこの梅の木の実は、おかしなことにいつまでも熟さずに青々としたままだったそうです。そこから「青い梅=青梅」の地名がつきました。
生きるか死ぬかという瀬戸際で、もう一歩も歩けないという状態。シャリバテ・筋肉疲労バテ・水バテを経験し、少し姫たちの絶望がわかる気がします。七ツ石神社は朽ち果て、少し陰湿な雰囲気を醸し出していました。
私は「見える人」ではないですが、成仏を願わずにはおれません。

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小袖
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茶煮場
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風呂岩
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紫久保

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七つ石神社
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荒れているので建て直すそうです

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4月1日雲取山へ初登山①~鴨沢ルートピストン [奥多摩]

《時間配分》
●登り
・ 8:20 鴨沢ルート バス停から登山開始
・11:20 七ツ石小屋トイレ休憩と軽食
・12:00 七ツ石山登頂
・14:00 雲取山登頂
●下り
・14:30 昼食終了・下山開始
・18:00 鴨沢ルート バス停到着
・18:30 バス乗車
念願の雲取山、二つの目的がありました。
一つは当たり前ですが日帰りで登頂すること。
もう一つは将門の迷走ルートを知ること!(笑)
いやーしかし長かったですね。 覚悟して行ったものの、やっぱり時間に追われて心の余裕がなかった。
七つ石山から雲取山までが、まさかあれほど時間がかかるとは。
景色やバードウオッチングをゆっくりと楽しむことができず、雲取山避難小屋がこんなに綺麗なのならば、土曜日に来て一泊してしまえば良かったな~と後の祭りです。
でも避難小屋が空いてるとは限らないし、空いてなかったら予約なしで山荘に素泊まりできるとは限らないし、初産ならぬ初山だと勝手がわからないから不利ですね。
私は鳥が好きなので、さえずりが多く聞くことができる七つ石小屋までの林道は、全く苦にならず。 むしろあっという間に時間が過ぎ、体力的には快調でした。
そして七ツ石山山頂。ここの眺めは素晴らしく、また、稜線の絶景に心洗われました。
しかしその余裕もダンシングツリーまで。その先のザレ道から急に足が重くなる。
体力・筋力共に疲弊が見え始め、気温も高く口で息をし始めてしまう。
「この山を越えれば山頂」だと何度も何度も短い急登にだまされる(笑)
七ツ石から見た雲取山の距離の感覚が、自分ではもっと短かったんですよね。それが近づくにつれ見えなくなり、「これを越えれば」という思いが打ち砕かれ、精神的にバテがきたんだと思います。
下りは半分の時間で歩けたものの、不思議なことに行きは短く感じた林道が、逆に長く感じました。
ただ林道自体は好きなので、精神的に疲れることはなかったのですが、時間配分を実際の距離より短く考えていたので「あれっ?」と疑問を持ってしまいました。要するに自分の足が遅かっただけです(笑)
それと、下りで思いがけなかった出来事が。ハイカットを履いていたのですが、右足首のくるぶし上が急に痛み始めました。皮は何ともないので、靴擦れではない。捻挫でもない。締め付けによる圧迫なのでしょうか。
一度痛みだすと触れるだけで骨に響いてくる、打ち身のような痛みでした。
フラットフィッティングで歩かず、蹴返して歩いてしまっていたのだと思います。しかしこの痛みは、10年以上同じ靴を履いていて初めてのことです。
たかが歩く、されど歩く。
【目撃した鳥たち】
後で写真を見てわかったのですが、山頂近くではゴジュウカラ、七ツ石で尾長、林道で鶯を見ていました(笑)
ゴジュウカラは木の幹を上から下向きに走るように降りてくる唯一のカラ類だそうです。
尾長は風に吹かれたのか水浴びしていたのか、なぜか毛並みがぼさついていました。
あと、ホシガラスの鳴き声を聞きました。稜線でハシブトカラスもいましたが、鳴き声が明らかに違いました。
あれはホシガラスだったと私は信じてます(笑)

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バス停看板猫の小池さん・・・だっけ?
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丹波村のマスコット「ターバン」
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七つ石小屋の奥の展望台
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七つ石山山頂
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奥多摩小屋。平成31年に閉鎖予定
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有名なダンシングツリーに感激
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このなんでもない坂が運動不足の身にはきつい
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山頂の避難小屋
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昼食
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唯一木を逆さまに走るカラ類、ゴジュウカラ
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エナガ
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山頂から七つ石方面をのぞむ
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林道で見つけた見知らぬ植物

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