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星野道夫「悠久の時を旅する」展 [山岳映画・アート]

●東京都写真美術展@恵比寿ガーデンプレイス

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4311.html

新版 星野道夫 悠久の時を旅する

新版 星野道夫 悠久の時を旅する

  • 作者: 道夫, 星野
  • 出版社/メーカー: クレヴィス
  • 発売日: 2020/10/10
  • メディア: 大型本
旅をする木 (文春文庫)

旅をする木 (文春文庫)

  • 作者: 星野 道夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2022/03/04
  • メディア: Kindle版
アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫) (小学館文庫 G ほ- 1-2 VISUAL SERIES)

アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫) (小学館文庫 G ほ- 1-2 VISUAL SERIES)

  • 作者: 星野 道夫
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/05/09
  • メディア: 文庫


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「50年、100年もっと早く生まれていたら」という、自分ではどうしようもないことへの失望、見ることの叶わぬすぎさりし時代の自然への羨望、憧憬。
人間より動物が多かった時代。人間が動物に取り囲まれていた時代。
道夫さんがカリブーの大群を前にして「間に合った気がする」、という言葉に凄く共感した。

人は不思議なもので、自然をねじ伏せてきたくせに、大いなる力や神秘さをまだまだ感じていたいし、大きな自然の力に翻弄されたい気持ちもまだあるんだなぁ。
生きながら食われることのない動物は、人間だけなのではないだろうか。
昔は大神やクマなどの動物の営みは人間に近くて、にも関わらず、人と距離感は適切だったんじゃないだろうか。そういった役割が里山で、そういった存在が自然への畏怖を生み、命の尊さと実感が湧いたんじゃないだろうか。
少しぐらい危険を感じたほうが、人間社会の小さなしがらみなんかきっと吹き飛んで命が輝くんじゃないか。
他人の手を借りずに生きる数々の動物の力強い写真を見て、人間はなんて不便で不器用な存在なんだろうとも感じた。

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