2019年8月▲北アルプス裏銀座テント泊縦走②烏帽子小屋~水晶小屋 [北アルプス(長野・富山)]
【行程】野口五郎岳~水晶小屋
05:00 烏帽子出発
05:48 三ツ岳通過
07:24 野口五郎小屋で休憩
08:20 野口五郎岳登頂
09:00 真砂岳通過
12:00 水晶小屋へ到着。昼食を食べ、素泊まり
この日は雲の平まで行くつもりだったので、烏帽子のピーク諦め出発。途中ご来光と雲海を見て心洗われ、何度も足を止める。雲海がでると天候が保つといわれるが、野口五郎小屋前までくると悪天候に。
靴を脱ぐのが面倒だったので外のベンチでパンを食べながら小休憩。
烏帽子から野口までは、池塘とその先の雲海を眺めながらの岩の稜線が続き、そこを抜けた三ツ岳は穏やかな丘が連なるような場所。小ピークを抜けると白砂混じりの地面に可憐な高山植物が咲くお花畑。
そこからは雨と強風の地獄のロード(笑)。
ガレた足場の悪い斜面の登り返しや、強風吹き荒れるコルや幅1m弱の尾根、岩場の稜線にたたきつける風、風、雨。
北鎌尾根よりは危険箇所はないが、悪天候なので視界が悪いのと強風によりたたきつけられた雨で全身ずぶ濡れによる疲労と寒さで体力が奪われる。ゴアテックスが効かないほどの雨は初めて。雷鳥と遭遇して多少心が救われた。
正午には水晶に着いたので雲の平には十分日暮れまでに着けたであろうが、昼食のおでんを頂いたら気持ちも萎えて、このまま素泊まりすることに。午後3時頃、短時間晴れ間が見え稜線が露わになりました。槍ヶ岳が見えて興奮。
《小屋情報》
・女性スタッフの愛想がいい
・お手洗いは部屋自体や便座は清潔だが、トイレの方式のせいか臭いがきつい。食事スペースとの仕切り扉は、食事中の方がいるときは極力開けないように気をつけた方がいい
・一階の寝室スペースとの仕切りの天井が狭く、梁に頭をぶつけないように注意
・乾燥室の設備が悪く、靴やザック置き場まで熱風が届かない
・玄関から続く自炊スペースからは外を眺められる
・乾燥室を使いたい場合は、一人3つまでハンガーを借りられる
働く人と接客と小屋の雰囲気が素晴らしく、おおむね清潔で不快になることなく泊まれる小屋。
しかし、乾燥室の暖房器具が古い型のようで、近づくと火傷するぐらい熱風が出るのだが熱風をすみずみまで送り届けるものではなく、「そこで燃えている」という感じ。部屋の左側と奥に靴棚があり、右手にはザック置き場。中央には紐がわたっており衣類をかけられるのだが、肝心の靴とザックに熱風が当たらない。除湿器と省エネ電気ストーブを推奨したい。
ご来光がきれいでした・・・
足場の悪い岩場を抜けると、お花畑が広がっていました
三ツ岳だったような・・・
ウサギギクかな?
強風のため、常に大量の石で屋根に重しをしている野口五郎小屋
小屋から遠かったピーク。何も見えません
野口から水晶までの裏銀座ルート
行く手に雷鳥(1時の方向)がお出迎え
強風と大雨のなか、偶然シャッターを押した一枚
水晶小屋についた後、一時光がさした瞬間
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