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2021年12月/熊野古道①中辺路・神倉神社 [熊野古道(三重・和歌山)]

https://www.shinguu.jp/spots/detail/A0002

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神倉神社

青春18きっぷで半日以上かけ、初の熊野・新宮駅へ。
ホテルにチェックインしたあと、名物「めはり寿司」を食べに行く前に、神倉神社へ詣でました。
ここは熊野のなかでも最古級の歴史をもつ神社で、熊野三山の形成される端緒となった場所。
麓からもその威容をみることができる巨石「ごとびき岩」は、熊野権現が一番最初に降りたった岩だという。

で結局、熊野権現とはなんぞやということになるのだが、「権現」というのは仏教が渡来してから「本地垂迹」思想が確立してからの呼び名なので、神話に連なる神としての名というにはふさわしくない。
結局のところ、主祭神は家津美御子(スサノオ)・速玉(イザナギ)・牟須美(イザナミ)とのこと。
現在は、三神をまとめて熊野三所権現と称します。

ごとびき岩自体がご神体だが、寄り添うように建てられた社には、神武天皇に神剣を献上したという高倉下(たかくらじ)という土地の者が祀られている。 なんやかやと色々と神格化されて合祀されているので複雑だが、日本の神社には八百万が祀られているのであまり気にしていると先に進めない。

ごとびきは現地の方言で「がまがえる」の意味だというが、翼をたたんだフクロウの背中に見えた。野趣あふれる石段は源頼朝が寄進したもので、かなりの勾配があったが、その威容がいかにも神秘的で気持ちが高揚した。新宮の夜景は夜空に瞬く星のようにちらちらと控えめに輝き、美しかった。

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