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2022年9月▲槍~穂高テント泊全山縦走・5日目 [北アルプス(長野・富山)]

〈5日目〉
①新穂高から入山→右俣谷を通り槍ヶ岳山荘
②槍ヶ岳山頂ピストン、休憩後→南岳
③南岳~大キレット~北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
④奥穂高岳→前穂高岳(ピストン)~重太郎新道~小梨平
⑤上高地で休養
⑥焼岳→西穂山荘
⑦西穂山荘~ジャンダルム~奥穂高岳(二回目)→穂高岳山荘(二回目)
⑧穂高岳山荘~涸沢~小梨平
⑨上高地で休養

〈食事〉★購入
朝…ジェノベーゼパスタ、コンソメ+ドライトマト、サザ珈琲

昼…安曇野飲むヨーグルト、上高地コロッケ、アップルパイ、ビール

夜…★もめん豆腐、(炭火焼き鳥丼)、赤飯2、★生卵、炭火焼き鳥1、★豚汁、Aなめこ汁

●日記
小梨平で一泊。朝は川沿いのベンチで西穂高~奥穂高を眺めながらパスタを茹でて岩塩やハーブやニンニクを使い、本格的な味付けに。
その後、上高地を穂高橋まで散策したり、ビジターセンターをのぞいたりとのんびり過ごす。ど平日の河童橋は午前中は人がおらず静か。個人的には岳沢湿原は上高地にきたなら、絶対行かないと勿体ないと思う。時が止まったような場所。岳沢を散策してかっぱ橋に戻ったら、サルの一団がやってきました。ボス猿なのだろうか。まるで見回りのよう。

ちなみに小梨平キャンプ場の売店は、塩やしょうゆなどの調味料が弁当についているような使い切りの小さなものがたくさんばら売りしていて、さすが山行やテント泊する登山者の欲しているものを理解していて気が利く~!と感動。トマトやナスやキュウリ、鶏卵もばら売りがあり嬉しい限り。

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2022年9月▲槍~穂高テント泊全山縦走・4日目 [北アルプス(長野・富山)]

〈4日目〉
①新穂高から入山→右俣谷を通り槍ヶ岳山荘
②槍ヶ岳山頂ピストン、休憩後→南岳
③南岳~大キレット~北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
④奥穂高岳→前穂高岳(ピストン)~重太郎新道~小梨平
⑤上高地で休養
⑥焼岳→西穂山荘
⑦西穂山荘~ジャンダルム~奥穂高岳(二回目)→穂高岳山荘(二回目)
⑧穂高岳山荘~涸沢~小梨平
⑨上高地で休養

〈食事〉★購入

朝・昼…★朴葉寿司

夜…赤飯2、味噌汁2

◎岳沢小屋※槍ヶ岳山荘グループ
https://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/

・テント予約不要、30張/1人2000円。
ランチタイム(10:30~13:00 コーヒー紅茶などの飲み物は朝から夕まで)
・水…岳沢小屋の水がご利用頂けます。

・トイレ…岳沢小屋のトイレがご利用頂けます。
・携帯電話はNTTドコモ・AU・ソフトバンクが通話可能。
・昼食(10:30~13:30)まで営業しております。

朝すっきりと晴れ、白山が遠くに見えました。石川県出身の近くのテントの人とお喋り。
いざ出発しようとするとヘリが到着するというので、テントが飛ばないよう抑えてくださいと山小屋の方に言われるも、全く問題なかった。ヘリが何往復もきたので、少々出発が遅れる。

奥穂高の前でジャンダルムを眺めながら、昨日買った朴葉寿司で早速、昼めし。

この日は吊り尾根から涸沢がくっきり見えました。
前穂高についたらガスってしまい、山頂で20分粘るも晴れず。せっかくピストンしてきたのに~~。
前穂高から上高地の岳沢湿原にくだる重太郎新道は樹林帯の上に急勾配で、暑い上に気を抜けない、展望もあまりないという、三重苦。雷鳥広場でも雷鳥が現れず、ちょっと残念。

岳沢小屋でバナナスムージーを楽しみにしていたけれど、13時半だったので提供は終了していた。
毎回思うのだが、小屋の昼営業に間に合う&タイミングよく到着するのはかなり厳しくないか?
岳沢湿原についたときは15時近かったので、小梨平の風呂営業16時に間に合うために、ろくに眺めもせずダッシュ。時間に追われたのにあまり報われない一日となりました。

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ご来光を迎える
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ヘリの荷揚げ。パイロットが手を振ってくれました
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奥穂高岳とガスに包まれるジャンダルム
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重太郎新道より、岳沢小屋
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小梨平キャンプ場


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2022年9月▲槍~穂高テント泊全山縦走・3日目 [北アルプス(長野・富山)]

〈3日目〉
①新穂高から入山→槍ヶ岳山荘
②槍ヶ岳山頂ピストン、休憩後→南岳
③南岳~大キレット~北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
④奥穂高岳→前穂高岳(ピストン)~重太郎新道~小梨平
⑤上高地で休養
⑥焼岳→西穂山荘
⑦西穂山荘~ジャンダルム~奥穂高岳(二回目)→穂高岳山荘(二回目)
⑧穂高岳山荘~涸沢~小梨平
⑨上高地で休養

〈食事〉★購入

朝…醤油ラーメン2、卵2/ポテトサラダ(半分)、ミニトマト

昼…北穂高山荘で珈琲&カステーラ、(相方)★牛丼、(私)★中華丼

夜…甘酢肉団子、赤飯、味噌汁、ビール、(私)ハンガーノックで何も食べず

◎穂高岳山荘
https://www.hotakadakesanso.com/stay/tent
当面の間テント泊の予約は不要、約40張/1人2000円、トイレ料金および自炊用水の料金含む。

・水場…玄関横と喫茶売店カウンター。料金はテント泊料金に含まれています。常時利用可(山荘内常夜灯あり)。雪解け水。
・トイレ…山荘裏手にある外来トイレ。

・ テント泊お弁当(1,200円)、夕食(折詰テイクアウト形式/2,800円)利用可。受付時にお申し出ください(当日16時までの受付)。
・喫茶・売店…日出時間頃~19時30分。お菓子・行動食・おみやげ・飲み物・アルコール類・ミネラルウォーター500mlペットボトル。

・食堂(10時30分~14時30分ごろ)…ラーメン・うどん・そば・カレーなど。

●日記
いよいよ大キレットにアタックの日。大キレットは、長谷川ピーク後の鎖のトラバースだけ足が届かず、少し怖かった。それ以外は、丁寧に歩けばまあ大丈夫ということがわかった。
飛騨泣きは若干足が届かない箇所もあり少し腕をつかいました。だけども高度感による恐怖は感じなかった。
元々高所は苦手だったのに慣れというのは不思議なものです。
「よけいな景色を見ない」コツを覚えただけかもしれない。

北穂山荘では、昼食の15分前に到着。先に珈琲を注文し、自分の持ってきたカステラと一緒に11時を待つ。
そこで、人生の山行で一番景色がいいと思うのがここ、という連泊の親父さんと出会う。
親父さんと一緒に談笑しながら昼食にするが、一瞬晴れ間が見えたがすぐにガス。体も冷えてきたし、涸沢岳が待っているので泣く泣くお別れ。ついでに生理になってしまい、最悪のコンディション。

ここから先はずっと霧が出ていたので写真も記憶も少ないが、途中ソロの女性と男性と道中一緒になり、お喋りしながら歩いたので疲れはやわらいだ。
…といいつつ、小屋に着いてテントを張ったら眠気に勝てず、食事もとらず就寝。相方が件(くだん)のソロの二人と酒を飲み、小屋で朴葉寿司弁当を購入してテントに戻ってきたが、かなり疲れていたので明日の楽しみにして、寝る。ちなみに穂高岳山荘のテント場は、場所を取ってからその番号を申告して受付するスタイル。
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獅子が鼻
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大キレットをのぞむ

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長谷川ピークを振り返る
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飛騨泣き
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北穂高小屋の中華丼
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一瞬晴れ間が
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2022年9月▲槍~穂高テント泊全山縦走・2日目 [北アルプス(長野・富山)]

〈二日目〉
①新穂高から入山→槍ヶ岳山荘
②槍ヶ岳山頂ピストン、休憩後→南岳
③南岳~大キレット~北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
④奥穂高岳→前穂高岳(ピストン)~重太郎新道~小梨平
⑤上高地で休養
⑥焼岳→西穂山荘
⑦西穂山荘~ジャンダルム~奥穂高岳(二回目)→穂高岳山荘(二回目)
⑧穂高岳山荘~涸沢~小梨平
⑨上高地で休養


〈食事〉★購入

※二人とも頭痛

朝…(私)ガパオ残り、ハンバーグ、ゆで卵、(相方)味噌ラーメン、卵、ポテトサラダ半分、ミニトマト

槍ヶ岳後…(私)カステーラ、珈琲、(相方)ビール、柿ピー

昼…★南岳の豚汁ミニ2

夜…ガパオ、ハンバーグ、ミニトマト、ポテトサラダ(半分)、コンソメ半分

◎南岳小屋 ※槍ヶ岳山荘グループ
・テント泊予約必要なし、50張(最盛期80張・2020年)、一人
・水…天水1ℓ100円。ミネラルウォーター 500ミリℓ/400円
・トイレ…信州側別棟に2ヵ所
・軽食※玄関ホールや外テーブルで飲食可
10:30~13:30…カレーライス、ハヤシライス、ラーメン、ちゃんぽん、パスタなど
6:00~16:00…豚汁定食のみ(モーニングタイム〈6:00~10:00〉は、お得な1000円/ランチタイム〈10:30~16:00〉は1800円)
ハンバーグプレートボックス…受付15時まで(電話予約可)、引き渡し17:30、2000円。


●日記
高度を一気にあげすぎたか頭痛が止まらず、前日の夜、お湯で戻してしまったガパオリゾッタをなんとか胃に収め、素晴らしい朝日と暖かい陽光を背に、槍ヶ岳を登頂。
槍は二回目なのと、鎖場や岩場歩きの経験値を積んだため、スムーズに登れた。

テント場に戻り片づけるまでの間、昼間からビールを飲みながらしばし槍ヶ岳を眺めていた。
北穂高山荘のテント場の利用は(小屋と遠いので)回避したかったので、この日は南岳で終了。晴天の稜線歩きは最高だった。 緩やかに見えるが、中岳の登りは割と急斜面。南岳で名物豚汁を食べていると、16時ごろには霧が立ち込める。早々に就寝する。

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2022年9月▲槍~穂高テント泊全山縦走・1日目 [北アルプス(長野・富山)]

〈食事〉
朝…鯖サンド2、おにぎり1、卵サンド

昼…おにぎり2、味噌汁2

夜…ハンバーグ、ポテトサラダ半分、ミニトマト、ガパオ、味噌汁

 

◎槍ヶ岳山荘に宿泊

https://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/

※槍ヶ岳山荘グループ(槍ヶ岳山荘・槍沢ロッジ・南岳小屋・大天井ヒュッテ・岳沢小屋
・テント泊予約必要なし、39張一人2,000円、テント場所指定されるはずが、この日は空いていたため、好きな場所をとってから山小屋に申告。
・水…1ℓ 200円
・充電…テント泊・通過の方:30分100円
・軽食…10時半頃から14時半ごろまで(カレーライス・ラーメン、焼き立てパン、槍クッキー、ガトーショコラ、フルーツのパウンドケーキ、数量限定瓶入れプリン)

・食堂…18:30ごろまで(おでんなど)


●日記

バスタ新宿から深夜バスで平湯まで。そこから乗合タクシーで新穂高まで移動。

平湯では土砂降りにあい、新穂高に到着からの右俣谷ルートの林道歩きは傘を差しながらとなった。

白出沢の水量が多く、出合の渡渉で難儀する。足の置き場が定まらず、ほぼ川にソールが浸かった状態になる。

本気で川ポチャするかと思った!ここから先、いよいよ登山道の体をなしてくる。


「出る」と有名な滝谷避難小屋の中とトイレを確認。途中下山した男性はここで一夜を明かし「トイレは使えなくもない」と教えてくれたが、まさにその通り…。登山をしない女性は「絶対使わない!」ということ間違いなし。だが虫はいなかった。


槍平小屋のベンチでおにぎりと味噌汁で補給。このあたりから晴れ間が出てきた。

槍ヶ岳山荘のテント場確保のため、槍平から相方を先に行かす。途中である団体のガイドさんが疲れ切った外国人の女性のザックを肩車で担いでいた!凄いと褒め、その集団としばし談笑。


そこからは晴れと霧と雨の繰り返しで気持ちが疲れる。千丈乗越から完全に人とすれ違うことがなくなり、異世界にいるようだった。乗越の稜線までくると、雲がわき風が吹き荒れ体が冷えてきて精神的にも疲れが。そんなとき、雷鳥が出現しその可愛さに元気をもらえた。


10m進んでは止まりを繰り返し、山荘のプリンを食べるぞと自分に活を入れる。しかし、ついた時は売り切れ。先についた相方には、「その時はまだあったが、購入を忘れたと」言われ打ちのめされる。テントでションボリしてると夕方に霧が晴れて、雲海とブロッケン現象が見えた!元気を取り戻すものの、ハンガーノックは変わらずなので味噌汁だけ飲み、寝る。

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2022年9月▲槍~穂高テント泊全山縦走・計画 [北アルプス(長野・富山)]

夏休みを使い、穂高と名の付く山を全部縦走しようという計画。
私は16キロ、相方は20キロ。私は食料担当なのでどんどん軽くなっていきますが、相方はギア担当なので基本減りませんでした(笑)。

 

【全行程】
①新穂高から入山→槍ヶ岳山荘
②槍ヶ岳山頂ピストン、休憩後→南岳
③南岳~大キレット~北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
④奥穂高岳→前穂高岳(ピストン)~重太郎新道~小梨平
⑤上高地で休養
⑥焼岳→西穂山荘
⑦西穂山荘~ジャンダルム~奥穂高岳(二回目)→穂高岳山荘(二回目)
⑧穂高岳山荘~涸沢~小梨平
⑨上高地で休養
【食料(二人分)】
●朝用…しょうゆラーメン2、味噌ラーメン6、早茹でパスタ2(トマト、ジェノベーゼ)
●夜用
〇主食…赤飯6、リゾッタ6
おかず…ハンバーグ2、畑のカレー2、炭火焼き鶏肉パウチ2、フリーズドライ親子煮2、甘酢あんかけ肉団子パウチ
〇添え物…ツナ2、はごろも煮、ミニトマト、ポテトサラダ2、ゆで卵(殻のまま)4
〇調味料…醤油塩こしょう、オリーブオイル、刻みノリ七味、マヨネーズ
〇飲み物…コンソメ2、味噌汁8、珈琲約8杯分、お茶、ポカリの粉8
●行動食…柿ピー、柿ピーボトル、ナッツボトル、ソフトサラダ2、羊羹6、エナジーバー2、エナジージェル6、ミーノミックス2、ジャガビー2

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2021年10月下旬▲初冬の蝶ケ岳~常念岳・2泊縦走 [北アルプス(長野・富山)]

【行程】
●19.0km、上り2238m・下り2255m
・1日目…三股登山口~蝶が岳ヒュッテ
・2日目…蝶が岳~常念岳~常念小屋
・3日目…常念小屋~一ノ沢登山口

【小屋情報】
〈蝶が岳ヒュッテ〉
・通常営業、昼軽食あり、トイレあり
〈常念小屋〉
・営業最終日のため外トイレに紙がなく、かなり糞便が溜まっていました。
・ビール、カップヌードル、どん兵衛など販売あり

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■1日目
終電で穂高駅へ移動し、タクシーを待って明け方三股登山口から蝶ケ岳を目指しました。
※ちなみに駅は00:10で消灯します。
まず三股登山道手前の林道で熊に遭遇。
藪の斜面で目がキラキラっと光ったので、辛うじて気がつきました。距離があったので、しばらく立ち止まって待っていると、うろうろしてから向こうが去ってくれました(ほっ)。
雪は「まめうち平」付近の2000メートルを超え、最終ベンチに差し掛かり階段地獄が始まる頃から本格的に。階段の上が氷になり滑るので注意。チェーンもアイゼンも両方持っていたので、10本爪アイゼンにしましたが、この日はチェーンでも行けたと思います。
稜線では目もくらむほどの快晴!槍ヶ岳~穂高が眼前に迫り、どこを見たらいいのかわからないほど美しかった。
※ちなみに一番の危険個所は、小屋入り口手前の坂道でした!笑

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■2日目
蝶から常念への稜線~蝶槍まで積雪は20センチほどあって、風も強いのでアイゼンをはきました。
蝶槍をくだりきり、常念手前の小ピークの南斜面になると岩や土が完全に露出、そこから先の常念岳ピークへ続く岩場ではまったく雪が消えました。しかし山頂の祠と北斜面からはまた雪が深くなり、別の顔をみせました。
小屋までの斜面は膝上ほどの量、それなりに踏み固められていたので、踏み抜きすることはあまりありませんでした。

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■3日目
夜は-5℃ほどさがり、テントのフライシートもパリパリに霜がおりましたが、翌朝のモルゲンロートの美しさといったら!蝶とは違い、常念はテン泊1組だったので、ほぼ山を独り占め。
日の出を飽きずに眺めていると、早朝、なんと汗だくで半袖で登ってくる人もいました。
一ノ沢までの下りは小屋直下が少し凍っているだけで、雪があってもほぼ岩、土が露出したのでチェーンで充分でした。沢沿いの水が多少氷と化してはいましたが、陽当たりよい場所はなんの問題もなく。
登山道にたくさん猿の糞が落ちており、一ノ沢の登山道付近の林道では二匹の猿に出会いました。雄は悠然とどいてくれたのですが、なぜか雌が逃げずに側溝で餌を食べ続けて威嚇してくる。強い者は無用の争いを避けるんですね。弱い者ほどよく吠えるとはよくいったものです。
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2021年9月▲八峰キレット~不帰ノ嶮/後立山縦走5日間 [北アルプス(長野・富山)]

【行程】
・総距離54.9km/標高差:上り7882m、下り8257m
・後立山テント泊縦走…爺が岳~鹿島槍ヶ岳~五龍岳~唐松岳
【装備】(日中15℃、夜6℃ほど)
行動中…Tシャツ、アームカバー、ソフトシェルかレインウェアで防風
寝具…モンベルダウンハガー800ハーフレングス+フリース一枚で充分、エアマット、エバニューFPマット100

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■一日目(扇沢~冷池山荘テント場)
種池の名物ピザは時間が合わず食べれず(10:00~14:00)。
コロナ対策でベンチの横半分を板止めしていて、ザックが置けず不便でした。斜交いで相方と座ることになり、クッカーのやり取りなどもスムーズにできず不便。見ず知らずの人と対面で座ることは無いと思うので、意味が無いように思う。
爺が岳は絶景。遠く、槍ヶ岳まで一望できた。ハイマツと白い砂地が作る景観は草原のよう。テント場と冷池山荘が遠いので、受付時にしこたまビールと水を購入する。一時的に20キロ近くになり、ザックが片寄り揺れる揺れる。しかもなかなかの急斜面とざれた細い道があり、このときが一番辛かったかも(笑)。

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二日目(冷池山荘~(八峰キレット)~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~五竜山荘)
鹿島槍ヶ岳、絶景。八峰キレットはそれほど高度感はなく危険を感じず。核心部に入る手前の北峰からの下りで鎖のない箇所があるが、意外とそこが危険かも。
逆に有名なキレット小屋近くの梯子やトラバースの鎖場は、丁寧に歩けばそれほど難しくはない。
その後の五竜までのG4・G5も、手足を使う岩場だが、特に登りだと危険は感じない。G1までのざれた登りが昇りづらく、常に強風であおられて低体温になりやすい。
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鹿島槍
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五竜岳の連なり
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あきのまつむしそう


三日目(五竜山荘停滞)
雨と霧のため、五竜山荘のテント場で一日停滞。Tシャツを買ったりテント内で珈琲を飲んだりとテント生活を満喫。しかし動かないため体が冷え、とにかく寒かった。
四日目(五竜山荘~天狗山荘)
五竜から唐松の不帰ノ嶮はビビり倒していたけれど、2峰のみが危険なので距離が短く、体力はそれほど消耗されなかった。下り基調になるので、高度感にヒヤリとする場所が2.3箇所。そういう箇所に限って足が届かず肝を冷やす。「天狗の大下り」を登攀中、八方池側にお花畑あり。蝶やトンボ、蜂が飛び交い美しい。
八方尾根が見える地点で「やっほー」ならぬ「はっぽう~」と叫んでみる。返事なし(笑)。
いずれも剣岳など岩場を経験していれば進退窮まるような箇所はない。しかし雨だと危険度は4倍増しになると思う。天狗ノ頭まではのどかな風景で、さながら地獄から天国へ来たようで凄く感動した。
2峰が下りになるが、こちらからのルートを薦めたい。きっと、天狗を越えたときに感動する。

途中、にっぽん百名山のロケ隊に遭遇。ガイドの方が何度も同じルートを登ったり降りたり大変そうでした。追い抜いたら、ドローンが追いかけてきました(笑)
天狗山荘でテント受付したところ、「撮影隊をみかけなかったか」と聞かれた。到着時間が遅れていたので心配していたらしい。
天狗山荘はテント場の人も自炊できる外土間のような場所があるので便利。自販でビールも買えます。外の雪解け水が、水場です。ここのテント場は景観が最高。朝靄の中、雷鳥の鳴く声が聞こえましたが視認できず。
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不帰を振り返る
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大きな鳴き声のはるぜみ(中央2021kaerazu12.jpg
不帰を通過中、右手の八方尾根をみやる
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だいもんじそう
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天狗の大下りをのぞむ
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■五日目
暴風雨の中、下山を決行。休暇は残っていたが、お金と飯が不足してきたため(山小屋からは危険なのでお代は要りませんから停滞した方がいいのではなどの優しい言葉はない)。一日停滞して更に悪くなったら…という不安もよぎる。朝、めちゃくちゃ冷え込む。
天狗山荘から出発したロケ隊も同時刻に出発。期せずして、一行のしんがりにつく。
この縦走中、毎日夕方から必ず強風と霧と雨。この日は時速20キロの風だったらしい。
白馬山荘に着くと山岳警備隊の若いあんちゃんたちがいて、今季解散のため山小屋に挨拶していた。白馬大池を回るより大雪渓を下る方がましだと思う、自分らもそちらを行くと言われる。
震える手で立ったままあんパンを食べ、冷たい水を飲み、出発。

●大雪渓で助けを呼ぶ声
大雪渓前のお花畑で雨足は弱まるが、石も多いため滑る滑る。大雪渓はべんがらが引かれているが雨でぬかるみ、霧で視界不良でなかなかスリリング。チェンスパもないので、キックステップでなんとか雪を歩く。
ところどころ夏道になり、岩や砂利が露頭していたりして歩きにくい。
途中道を外れた人の助けを呼ぶ声を聞き、夏道へと誘導する。
猿倉山荘手前でまた土砂降り、冷え切った体をやっと暖められる!とうどんを注文するも、山小屋の方から「雨量での通行止めが心配だから、食べないでタクシー呼んだ方がいい」と言われ、タクシーを呼んでもらう。あぁ…うどん!
タクシーの運転手は、昔東京で働いていて、お菓子などをテレビ局に届けていたという。昔はルーズだから、人が足りないとき、そのまま観覧者やボランティアとしてお願いされたこともあったとか。
そんな話を聞きながら、なんとか濡れ鼠で白馬に帰ったのでした。
【小屋情報】
▼種池山荘(※冷池も同じ内容)
・昼食(10:00~15:00)…カップラーメン450円 、生ラーメン1000円、カレーライス1000円、ピザ(種池のみ)
・売店…インスタントのホットコーヒー(200円)、ジャムパン&あんぱん、ポカリのペットボトル500ml(400円)、ビール500ml※キリンのみ(800円)、水ペットボトル500ml300円、2liter400円
▼キレット小屋(docomo電波O.K.)
・売店…カップコーヒー、カップ麺、ビール
▼五竜山荘(docomo電波O.K.)
・昼食(10:00~14:00)…内容不明
・売店…パン200、キットカット一個50、ビール350ml700、ポテチ/バタピー200、お茶ポカリ500、ミニコーラ200、水500ml300、2liter700、チーザ300、チョコクッキー300
▼唐松岳頂上山荘
・売店…珈琲550、パン400
▼天狗山荘
・売店…チーカマ100、ポテチ200、カップラーメン、ビール350ml600円、水2liter700円
【課題と失敗】
・軽量化で削ったサンダル、傘は下山後に必要だった。
・手袋は汚れている場合は、次の日が雨予報であれば、乾かなくても洗っておいたほうがいい。濡れると土汚れが染みだして、触るボトルのキャップや服が汚れてしまう。

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2019年8月▲北アルプス裏銀座テント泊縦走⑦日目 [北アルプス(長野・富山)]

■鏡平で見事な逆さ槍を見る
 
【行程】三俣山荘~新穂高温泉
05:00 三俣山荘出発
06:30 双六岳登頂
08:50 弓折乗越
09:20 鏡平山荘で昼飯・牛丼
12:00 ワサビ平小屋通過
13:30 新穂高温泉到着
 
朝早く出立、三俣蓮華岳へ登り帰すときに、みごとなモルゲンロートを見ることができた。
9時の方向に赤く切っ先を覗かせる槍ヶ岳。
三俣蓮華岳から双六岳へは再び霧がでて視界が悪くなったが、朝日がのぼりきる前に厚い雲間から差し込んだ光がとても幻想的で。そこへ二羽のはばたき、なんと雷鳥が舞い降りてきた。空から羽ばたいてくるのを見たのは初めて。本当に飛べるんだね(笑)。
バスに間に合わせるために双六から新穂高まで駆け足になったが、鏡平で水面に映る「逆さ槍」を見ることが出来て非常に満足。そこで食べた牛丼も最高。
表銀座もどっしりと素晴らしいが、お花畑やアスレチック感覚の岩石地帯、赤牛岳や水晶などパノラマを絶えず楽しめる裏銀座も素晴らしいし、森林限界を徐々にさがるバリエーションにとんだ双六からわさび平小屋までの小池新道の樹林帯も自然豊か楽しい。
今度は雲ノ平が晴れるまで、慌てずどっしりといつまでも待ってやろう。そして水晶岳に登り、そこから赤牛も周りピークを踏むことを誓うのだった。
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双六岳へ向かう登山道で
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遠くに槍ヶ岳が見える
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雷鳥が飛んできた!
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幻想的な朝
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双六小屋が眼下に
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双六池のテント場
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晴れたり曇ったり

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丸山あたり
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とりかぶと
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雷鳥の親子にであう
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眼下に鏡平小屋
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鏡池についたら槍の穂先が!
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池から戻ったら注文した鏡平小屋の牛丼ができていた
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秩父源流だそうだ
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わさび平小屋に到着
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林道の終点
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最後は「中崎山荘奥飛騨の湯」で日帰り湯

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2019年8月▲北アルプス裏銀座テント泊縦走⑥日目 [北アルプス(長野・富山)]

■みごとな眺望の鷲羽岳を堪能

【行程】黒部五郎小屋~鷲羽岳~三俣山荘
08:00 黒部五郎小屋出発
10:20 三俣蓮華岳登頂
11:23 三俣蓮華岳出発
12:07 三俣山荘到着
14:00 三俣山荘出発
15:28 鷲羽岳登頂
16:09 鷲羽岳出発
17:05 三俣山荘到着
黒部五郎から三俣蓮華岳へ。明後日は仕事。明日には下山せねばならないので三俣蓮華岳から双六岳方面へ降りようと思ったが、雨のため烏帽子岳や水晶岳のピークを踏めなかったことから、やり残した気持ちでいっぱい!ということで鷲羽岳にいくことに。
三俣蓮華岳から三俣山荘までずっと眼前に鷲羽岳をのぞみ、まるで吸い寄せられていくよう。木々の緑の中に赤い屋根を見せる小屋。絵に描いたような雄大と壮大さ。白い登山道がうねうねと続き、緑へ吸い込まれては現れる。
三俣山荘へテントを張り、ランチを食べる。食堂の中は黒部を股にかけた伝説のまたぎたちの紹介パネル。昔はとんでもない人たちがいたもんだ。『黒部の山賊』、読みたい。
三俣のイニシャルMがケチャップで描かれたオムライスは、バターが使われているのかクリーミーなこってりさ。疲れた体にはたまりません!
売店のほうに回り充電のお願いと予備食の購入。小屋番の女性はとても気さくで優しく、菓子パンを購入しようとすると、「今来たところだから」と届いたばかりのパンを急いで出してくれた。
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絶品オムライス!
バッテリーを預け鷲羽岳へ。脇を沿うようなざれた道を少し進むと、真っ正面に山と相対し見上げると急勾配。落石に注意しながら一歩ずつ高みへ。青い空、白い登山道、這松の緑のコントラスト鮮やかに。この景色を見て良かった。

今回の山行は突発的な変更が多く、帰路のことを決められなかったため、山頂で電波が届くのをいいことに高速バスの予約をする。結局山頂に40分もいて、すっかり体が冷える。
夕焼けに照らされた黒部の源流、火口湖を見ながらのんびりとくだる。小屋からは夕食の支度をしているのか煙突から煙りが出ていた。

テント場には水場から流れ出る小川のちょろちょろという音が心地よく聞こえてくる。就寝前に、食堂で一杯引っかける。ここは食堂が21:00まで営業しているところが嬉しい。優しいランプの灯りに照らされながらストーブに足を温め、ビールと缶詰め、チーカマをいただく。小屋のおかみさんはとても優しくきさくで、つまみを一つおまけでつけてくれた。ビールで体の疲れが溶けていくようでした。

《三俣山荘情報》
・売店は菓子パンスナックなど豊富
・充電コンセントも豊富で、テン泊客にも対応してくれる
・トイレは屋内にあり靴は脱ぐ。清潔できれい、鏡つき洗面台もある。自炊部屋に続いているので扉は速やかに閉めよう
・談話室には小説など置いてある。小屋から入って右手は大部屋の寝室らしい
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三俣から双子岳巻き道への分岐が見える
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三俣山荘。写真左手の二階が食堂
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小川に沿ってテン場が広がる
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鷲羽を登っているところ
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鷲羽岳下方にある火口湖。小屋から行ける
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カウンターにつまみが並び、山雑誌も置いてある

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